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東京ベランダ通信

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2009年 02月 15日

大曲 失われた3時間半

2009/02/15(日)
曇りのち雪/5℃

(長いだで)

第1部(秋田弁コンバータで文章を秋田弁に変換しています)

大曲 失われた3時間半_f0160063_1743673.jpgなすてが大曲さいる。
秋田新幹線で角館から秋田まで行こうとしたのだべ、
時間さ余裕があっだべらよ大曲で途中下車した。
冬の雄物川を見たかったからだ。
だどもよ、この途中下車が
最悪の事態を招くことさなる。

大曲駅さ降りた時から
すでさ雲行が怪しかった。
雨は降っていないのだべ、
鉛色の雲が低く垂れこめ、
山の方ではジェット戦闘機の爆音のような
激しいカミナリが鳴っている。
雨さ降られたらだべがわんと、そそくさと駅さ戻り、再び電車さ乗ろうとしたら、落雷さよんま信号トラブルで新幹線も奥羽本線も運転を見合わせているという。トホホ。

駅員の説明では「すでさ故障箇所さ係員が到着して破損部分を取り換え中」とのこと。
ならばひと安心。すぐさ復旧するだべと高を括って、待合室でのんびりカリントウ(角館名物)を食べながらテレビを見ていた。
しか〜し、1時間待っても電車は動だべがい。
しかだねので“こまち”さ乗ってビールを飲んでいたら、今度は「復旧のメドが立たないので秋田までバスで代行運転する」とのアナウンス。
ホームを走り、階段を駆け上がって急いで改札まで戻る。すると助役が「バスはみんな出払っていて、代行運転はできがらよ車内さお戻りけれ」といいやがる。へばない、いうのだったで、だ。

助役さにはこまち3号の乗客(50〜60人ほど)を代表して「車内アナウンスと駅とでいってることが全然んでねぞ」とか「破損部分を取り換えているなら、あとどれくらいで復旧するか、見当がつくはずだべ」とか「正確な情報を流していれば、角館さ戻って路線バスや在来線で迂回できたはずだべ」とか、あーだこーだしゃべったと思う。
だどもよ、助役は「申し訳ね」を繰り返すだけだ。

で、3時間半ほど待たされ、結局、JRはタクシーでみなの乗客を秋田まで代行輸送することさなる。大曲から秋田まではタクシーだと1万8000円ほどかかる。他人のお財布を心配してもしかだねけど、JRはえらい出費である。んだども、代行をするなら特急券が払い戻される2時間で決断してもらいたかったす。そうすればボクも含めお客さんの怒りはさっとはおさまったと思うんんだども…。

ま、旅のハプニングとしては、「忘れられない思い出ベスト5」さへった事件であった。
(代行輸送のタクシー待ちをしてらと、前さ並んでいるオジサンが秋田テレビさ取材されていだべらよ、ボクらも写っちゃったかも…。)

(つづく)

by novou | 2009-02-15 17:02 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
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