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東京ベランダ通信

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2009年 07月 23日

日食、ミッキー・ローク、朝顔、殺人事件

2009/07/23(木)
曇り時々雨/27℃
日食、ミッキー・ローク、朝顔、殺人事件_f0160063_7283261.jpg
戻り梅雨のような空模様ではあったけど、渋谷ではうす雲を通して日食を観測することができた。写真はきのうの午前11時半頃の空の様子。
スペイン坂を登ってパルコの前に出ると、たくさんの若者が口を開けて空を見ていた(笑)。太陽が月に隠れるのだからもっと暗くなるのかと思っていたけど、そうでもない。25パーセント顔を出しているだけで空は十分明るかった。太陽のエネルギー恐るべし、である。
日食、ミッキー・ローク、朝顔、殺人事件_f0160063_7291966.jpg
シネマライズで『レスラー』を観た。
ミッキー・ローク復活ドキュメント映画って感じだ。
ラストのブルース・スプリングスティーンの歌が印象的。この映画のすべてを語っている。
プロレスは嫌いだけどいい映画だった。
この映画、オスカーにもノミネートされてゴールデン・グローブ賞やらヴェネチア国際映画祭金獅子賞やらを受賞しているのになぜかガラガラ。水曜レディースデイにもかかわらず220席の館内に客は13人。女子はたった4人だった。
ミッキー・ロークといえば『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』、『ナインハーフ』、『エンゼル・ハート』などの話題作で主演を務めた80年代のセックスシンボルである。なのに女子4人とはあまりにも淋しい。

退屈な女より もっと哀れなのは 悲しい女です。
悲しい女より もっと哀れなのは 不幸な女です。
不幸な女より もっと哀れなのは 病気の女です。
病気の女より もっと哀れなのは 捨てられた女です。
捨てられた女より もっと哀れなのは よるべない女です。
よるべない女より もっと哀れなのは 追われた女です。
追われた女より もっと哀れなのは 死んだ女です。
死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女です。

これはマリー・ローランサンの『鎮静剤』(訳・堀口大学)という詩だ。
『レスラー』の不入りに唖然としていたら、なぜかこの詩が浮かんだ。

ミッキー・ロークは現在独身(2度離婚している)、大変な愛犬家であり「孤独な中年男の最良の友は犬だけだ」と語っている。
日食、ミッキー・ローク、朝顔、殺人事件_f0160063_730248.jpg
ベランダでは朝顔が満開。毎日、10個ぐらい花をつけている。
賑やかなことである。


目黒川沿いのいつもの散歩コースに規制線が張られている。上空を旋回するのは報道のヘリコプターだ。あたりにはパトカーやら鑑識のクルマがずらりと止まっている。歩いてわずか10分ほどの場所で殺人事件。

きょうは大暑。
満ちる夏を、芥川龍之介は〈兎も片耳垂るる大暑かな〉と詠んでいる。

by novou | 2009-07-23 07:34 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(0)
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