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東京ベランダ通信

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2009年 07月 26日

多摩川下り(その2)

2009/07/25(土)
晴れのち曇り/32℃
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弁天橋に大漁旗がはためいている。

羽田の街は夏祭りで賑わっていた。
羽田神社の夏季例大祭だ。
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町内の角々に櫓が組まれ、笛や太鼓の祭りばやしが気分を盛り上げている。
夏休み中の子どもたちが路地に溢れ、鯔背な若い衆が町内を闊歩している。
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この祭り、羽田空港も神社の氏子となっている関係で、毎年ANAやJALの客室乗務員が参加して、飲み物や団扇のサービスをするらしい(^ロ^)~~♪。
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それにしても50歳以上のオヤジは“客室乗務員(スチュワーデス)”と聞くと、なんでこんなにもトキメクのだろう。

たぶん、こどもの頃、テレビでパンナム提供の『兼高かおる世界の旅』を見ていたせいだと思う。
あの時代、海外旅行は高嶺の花だったし、航空会社の若くて健康的で美しいスチュワーデスはもっと高嶺の花だった。
兼高かおるの「〜ですの」という山の手口調の語り口が上品だった。
スチュワーデスも山の手のお嬢様がなるものだと思っていた。

加山雄三の『ハワイの若大将』を観た時、パンナムの飛行機とボディラインを強調したパンナムの制服を着たスチュワーデスが何度も登場した(多分タイアップだったのだろう)。
彼女たちはみんな美しくセクシーだった。
あの映画を観た時、パンナムに乗ってハワイに行きたいとホンキで思った。

そういうわけで、いまだに“スチュワーデス”と聞いただけでときめくのだ(〃▽〃)。
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話がずいぶん脱線した。元に戻そう。
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海風に乗ってカモメが滑空している。
河口の岸辺ではウミウが穴子を捕まえて飲み込んでいた。
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寿司屋で羽田名物の穴子丼を食べた。
オヤジにウミウのことを話したら、それは穴子ではなくウナギだといわれた。
多摩川の河口では年中、天然のウナギがとれるらしい。
この寿司屋で食べると1匹3000円〜4000円はするという。
ウミウはたいそう贅沢者である。
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午後、小さな港に船が帰ってゆく。
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もう2時だ。こちらもそろそろ帰るとするか…。
夏の太陽に焼かれて肌がヒリヒリしてきた。

スーパー・マッハ号で土手を降りるとき、砂利に車輪をとられ転倒した。
擦り剥いた膝っ小僧がわんぱくな小学生みたいだ。
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足にはビーサンの跡、腕には時計の跡がくっきりとついている。
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5時間ちょっとの夏の冒険、であった。冒険には代償が必要なのだ。イテテ…。

by novou | 2009-07-26 01:23 | 街の記憶 | Trackback | Comments(0)
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