2009/09/19(土)
曇り時々晴れ/26℃ 新月
急降下を繰り返すツバメが、この数日ベランダから見えなくなったなぁ、と思ったら、
きのうは七十二候のひとつ“玄鳥去(燕が南に去る)”だった。
かわりに赤トンボが毎日のようにやって来る。
ベランダで花や虫や鳥を観察していると、
つくづく暦の「二十四節気」や「七十二候」って、すごいなぁって思う。
二十四節気は、古代中国のものが、いまでもそのまま使われているけど、
七十二候は日本の気候風土に合うように、何度か変更されているそうだ。
現在、使われているのは、1874年の「略本暦」に掲載された七十二候だ。
地球温暖化が問題になっているけど、いまのところ東京では二十四節気や七十二候がだいたい当てはまる。
でもね、すでに稲作では温暖化の影響が出ているようで、新潟のコメ農家の話だと、
新潟産のコシヒカリは年々、味も収量も落ちているんだそうな…。
「あと何年かすると、日本一うまいコシヒカリは北海道で作られるようになるかもなぁ」とホンキで心配していた。
現在の稲作の北限は北海道の音威子府あたりだけど、
10年もすると最北端の街・稚内でもコメが出来るようになるかもね。
そうなると故郷の風景が変わるだろなぁ。嬉しいような、悲しいような…。