きのう東京は桜の開花を宣言した。
いよいよ春本番である。
久しぶりにベランダをパトロールすると、
ブルーベリーや藤がツボミを膨らませ、
ホスタやシャクヤクが固い土を割って芽を出している。
毎年のことだが、こうなってくるとボクはそわそわしはじめる。
「シジミバナ 咲いたね」と君がいったから 3月21日は庭しごと記念日。
週末、シマホに行って、培養土やら鉢やらペンキやらをしこたま買い込んだ。
新しいバラといくつかのハーブを植え、
パンパンに根を張ったプルメリアの植替えをした。
冬の間まったく手をかけてあげられなかった鉢たちは、雑草だらけだ。
ハコベ、タネツケバナ、ムラサキハナナ、ホウコグサ、ニガナ…etc、
雑草たちは風や鳥に運ばれて、ボクのベランダで生命力やら繁殖力を見せつける。
たいていは有無をいわさず引っこ抜くのだけれど、
クチナシの鉢で根をおろしたホトケノザだけは、
赤紫色の花が美しくて、抜くのを躊躇してしまう。
葉腋から突き出るように咲く姿は、まるで春の訪れを寿いで、踊っているかのようだ。
その愛らしさに負けて、しばらくは抜かずにおくことにする。
[ホトケノザ(シソ科)]
今週末はベランダの大掃除をして、簀の子のステインを塗り直す予定。
そしたら、いよいよベランダごはんも解禁だ。
タラの芽やこごみの天ぷらが食べたいな…。
[ベランダではオーストラリア原産のハーデンベルギア(マメ科)が満開]
[シジミバナ(バラ科)]