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2015年 10月 05日

トゲナシウチワサボテンとバーバンク

先日、義母や友だちからクリや落花生が宅急便で送られてきた。

その中に、怪しい茶封筒がひとつ。触るとなんだかゴツゴツしている。

何だろうと思って開封してみると、ウチワサボテンが4枚入っていた。

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送り主はただいま入稿中の本の編集さんだった。

実は原稿に「ウチワサボテンは食用となるサボテンの代表的なものとして知られ、

日本でもステーキサボテンなどの商品名で売られている」と書いたら、

「?」が10個くらいの怪訝な顔をされたのだ。


で、編集さんは本当かどうかを確認するため、

わざわざ「ステーキサボテン」をネットで検索して、

実際に買ってみた、ということらしい。

そして、その一部がわが家に送られてきたのである。


一筆戔には「とりあえず生で齧ってみたところ、

さわやかでネバネバしたキュウリのような食感で、

意外にもちゃんと美味な野菜(?)でした」と書いてある。


そもそも、ステーキサボテンとはアメリカの育種家ルーサー・バーバンクが、

食用に品種改良したサボテンのことで、

正式にはOpuntia ficus-indicaBurbank Spineless’という。


このルーサー・バーバンクなる人物をご存じの方は、あまりいないと思うが、

アメリカでは植物界の発明王と呼ばれ、

エジソンやフォードと同じくらいに有名なようだ。


ちなみに、バーバンクが品種改良して世に送りだした植物は3000種以上。

なかでも「ラセット・バーバンク」という品種のジャガイモは、

今でもアメリカでNO1の生産量を誇っている。


大人の握り拳ふたつ分くらいの大きさがあり、

でこぼこが少なくて、厨房や工場で扱いやすいこのジャガイモは、

日本では環境の違いから収量が得られず生産していないけど、

実はマックにいくと食べることができる。


マックはラセット・バーバンクを原料としたフライドポテトを、

アメリカから冷凍で輸入しているからだ。

マックのフライドポテトがおそろしく長いのは、

マッシュして作っているんじゃなくて、

でかいジャガイモを原料としているからなのだ。


さぁて、ずいぶんと話が横道にそれた。

本題に戻ろう。トゲナシウチワサボテンのことである。


いただいた4枚のうち、1枚はステーキで、1枚はサイの目に切ってサラダで、

残りの2枚は食べてしまうのが忍びないので、挿し木にした。

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で、お味の方は酸味やネバネバがあって、

おもっていたよりもずっと美味だった。

とくにハラぺーニョを加えたサルサソースでサラダにすると、

カーッときて汗が噴きだし、いっきにメキシコにワープできる感じだ。

サボテンステーキもこのサラダと一緒に食べると、うんまいです。

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挿し木にした2枚が大きくなったら、

ベランダでサボテンパーティーやりまひょか !?



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by novou | 2015-10-05 17:39 | 番外編