2008年 05月 03日

ネギの丸焼き

2008/05/03(土)
雨のち曇り/21℃

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午後から雨が上がった。夕方、ベランダにキャンドルを灯して一人でたそがれる。
雨に洗い流された街が、夕日をうけてオレンジ色に輝いている。
街がほんの一瞬、美しさを取り戻す。
好きな季節の好きな時間…。

夜はオクさんと二人でベランダごはん。今夜はシンプルにネギ、ウド、スナップエンドウなどの野菜を焼いていただくことに。
びっくりするほど美味しかったのが、ねぎのグリル。炭火で白ネギを丸焼きにして、表面が真っ黒に焦げたらできあがり。左手でネギを握って、右手で焦げた表面を押さえ、ぐにゅっと押し出すようにすると、湯気とともにネギの真っ白な中身が飛び出してくる。岩塩をつけてアツアツのうちに食べると、こりゃあもうたまらんウマさ。f0160063_19541575.jpg
美味しさの秘訣はネギは太いものを選ぶこと。そしてネギの表面の皮の厚い部分は犠牲にするつもりで、じっくりと真っ黒になるまで焼くこと。
調理法はグリルでも、食べる部分はネギ自体の水分で蒸し焼き状態となるので、しっとりとしていて、甘みも香りも濃厚だ。ちょっとクセになりそう。
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# by novou | 2008-05-03 19:44 | ベランダごはん
2008年 05月 01日

ボクらのベランダ物語 その1

[人はベランダに暮らす]

 ここは渋谷の高台にある古いマンション。建てられたのは東京オリンピックの前年というから今年で築45年にもなる。ネットの住宅情報サイトには“ヴィンテージ・マンション”と書かれていたが、そんな洒落た物件ではない。エレベーターは遅いし、給水管の老朽化も著しく、トイレの水洗は1度流すと、たまるまでに5分もかかる。
 
 引っ越してきて今年で5年。なんでこんな古いマンションに越してきたかというと、渋谷とは思えないほど、周囲に緑が多かったこと。そして、なによりもベランダが広かったからだ。
 ボクは北海道の田舎生まれである。子供の頃から自然の中で育ってきたので、コンクリートのハコに閉じこめられたようなマンション暮らしには耐えられない。上京してからこれまでに何度も引っ越しを繰り返してるけど、長く住んだのは庭のある部屋や、公園に隣接した部屋ばかりだ。
 ここに引っ越す前の家にも小さな庭があり、そばには桜のきれいな遊歩道があって、散歩するにも、植物を育てるにもうってつけの環境だった。ただ、ひとつだけ問題があった。そこは高圧の送電線と環状七号線に挟まれたデンジャラスゾーンだったのだ。引っ越した当初はまったく気にしていなかったが、8年暮らしたら体を壊した。因果関係は不明だが、電磁波と排ガスにやられたと感じた。それで都心の割には環境の良かったこの場所に、転地療養(?)のため引っ越したというわけだ。

 引っ越しで部屋の広さは以前の半分になった。でも、庭(ベランダ)は倍以上の広さがある。ちなみに、部屋は60㎡で、ベランダは70㎡だ。広い部屋はお金を出せばいくらでもあるが、広いベランダのある部屋となると、なかなか見つからない。しかも、この部屋は高台のマンションの最上階なので、眺めがよろしい。晴れていれば羽田空港を離発着する飛行機が見えるし、夏は東京湾の花火も見える。
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 実は引っ越した日が、偶然、東京湾の花火大会だった。夜、オクさんとベランダで窓拭きをしていたら、突然、南東の空に花火があがった。前の住人も、マンションの管理人も、このマンションからは花火は見えないといっていたので、予想外だった。ボクらは雑巾を握ったまま、時間を忘れて遠くの花火を眺めた。きれいだった。遅れて聞こえる音も優しく感じた。ボクらはこの時「このベランダは、ボクらにとってかけがえのない場所になる!」と直感した。

 天からの授かり物のようなベランダが愛おしかった。毎年、二人でこのベランダから花火を見たいと思った。果樹を育て、野菜を植え、ベランダを緑でいっぱいにしようと思った。人はハコに暮らすのではなく「人は庭園に暮らす」と考えたのは、江戸時代の作庭家・小堀遠州だが、これを現代の都市生活者に置き換えれば「人はベランダに暮らす」となるだろう。ベランダはボクらに幸福をもたらす暮らしの舞台装置だ。ボクらはこのベランダを生活の中心として暮らすことをこの時、決意したのだ。
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# by novou | 2008-05-01 21:50 | ボクらのベランダ物語
2008年 04月 29日

代官山アパートメントのこと

2008/04/29(火)
晴れ/22℃/南の風

昭和の日である。
以前はみどりの日だったし、その前は天皇誕生日だった。呼称は変わっても、休日であることに変わりはないのだが、昭和は遠くなりにけり…である。

東京では江戸の面影は関東大震災で失われ、明治の面影は東京オリンピックで失われたといわれる。平成の時代になって20年。東京からは、いつのまにか昭和の面影すら消えてしまっている。

ボクにとって昭和を感じる場所は、代官山にあった同潤会アパートメントだった。関東大震災で未曾有の被害に遭った東京では、耐震・耐火構造の近代的な集合住宅の建設が急務だった。その結果として建てられたのが自家水道、水洗トイレ、ガス設備、ダストシュートといった当時としては最先端の設備をもった代官山アパートメントなのである。完成したのは昭和2年だから、まさに新しい時代の夢と希望に溢れたモダン住宅だった。
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取り壊される前に何度か訪れたが、緑が生い茂った傾斜地の中にアパートがコの字型に並んでいて、中央の広場には銭湯があり、食堂があり、公園があって、のどかな田園都市の趣があった。ヒューマンスケールという言葉がこの時代にあったかどうかは知らないが、代官山アパートメントはまさにヒューマンスケールな街づくりの先駆であり、単なる集合住宅の域を超えて都市空間における庭園的役割も果たしていた。

36棟あった代官山アパートメントは取り壊され、いまは36階建ての高層マンションを中心とした大規模複合施設に変わっている。周囲を睥睨するかのようなその威容は我が家のベランダからも仰ぎ見ることができるが、36棟分を上に重ねて36階建てにしてしまう経済効率最優先の姿に、薄気味悪さを感じるのであった。

●今日のベランダ通信
ハランの植え替え、アシタバの植え替え、ローズマリーの挿し穂、ラベンダーの種まき
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# by novou | 2008-04-29 22:37 | 街の記憶
2008年 04月 28日

チャイブのネギ坊主

2008/04/28(月)
曇りのち晴れ/20℃/南東の風

4月のベランダ

チャイブ
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去年、タネから育てたチャイブが今年は薄紫色のネギ坊主をつけた。ネギやニラのように料理に使っても美味しいが、観賞用としても美しい。ネギ坊主は7分咲きくらいで収穫すると食用にもなる












ヒメツルソバ
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3月に定植したものが、2ヶ月でプランターを覆い尽くすほどに成長。コンペイトウのような小さな丸い花が可憐。四季咲き。秋には葉が紅葉する













ツルニチニチソウ
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葉も涼しげで美しいが、清楚な紫の花も魅力的















オレンジバルサムタイム
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フルーティーな香りと株全体を覆うように咲くピンクの花が魅力。たくさん咲いたら摘み取ってお風呂に入れるといい香り


 












●今日のベランダ通信
朝顔、夕顔の種まき
山手苑でトクサ、斑入り葉アヤメ、培養土、腐葉土、軽石、鉢を購入
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# by novou | 2008-04-28 10:58 | ベランダ植物図鑑
2008年 04月 27日

ワイン箱プランター

2008/04/27(日)
曇りのち晴れ/20℃/南東の風

 今年の連休はガソリンも値上りするようだし、どこにも出かけず、我が家のベランダで過ごすことに決めた。この季節は我らベランダーにとって1年で最も楽しい季節。野菜の苗や朝顔の種を植えたり、鉢物の植え替えをしたりと、わくわくする仕事がいっぱいある。とりあえず今日はゴーヤやトマトの苗を買いに、オクさんと等々力まで遠征だ。天気が良かったこともあり、ホームセンターの園芸コーナーは大賑わい。f0160063_20341742.jpgカートいっぱいにプランターや培養土を買い込む有閑マダムの姿が目立つ。ガーデニング人気はこんなお金も時間もいっぱいあるオバサンたちが支えているんだろなぁと思いつつ、ボクらも苗や鉢を物色する。今日の売り場にはいつもはいない「園芸相談員」のプレートを付けた白衣のオジサンも派遣されてきていて、ボクらに「園芸のことならなんでも聞きなさい!!」って視線をビシビシ投げかけてくる。「ゴーヤをたくさん実らせる方法」でも聞こうかと思ったけど、長くなりそうなので無視。さっさと買い物を済ませて帰ってきた。
 午後からはオクさんと二人でずっとベランダ遊び。ボクはワイン箱にキャスターを取りつけ、せっせとプランターを作る。f0160063_20421044.jpgこうしてキャスターを取り付けておくと移動も楽だし、風通しが良くなるので、床からの熱や蒸れも防ぐことができる。オクさんは完成したプランターに鉢底石を敷き、培養土を入れ、野菜の苗を植えていく。我が家のベランダにはすでにワイン箱プランターが20個ほど並んで大活躍だ。最近はワイン箱を1個1000円とか2000円で売っている酒屋もあるけど、我が家のはなじみの酒屋でもらったものなので、お金はかかっていない。物置にはまだ10個ほどストックがあるので、当分はこれを活用しようと思っている。
 
 ●今日のベランダ通信
ゴーヤ、トマト、バジル、アスパラなどの苗をワイン箱プランターに植える。これから夏にかけて我が家のベランダは野菜畑に変わっていく。今から収穫が楽しみだ。
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# by novou | 2008-04-27 22:01 | ベランダ歳時記
2008年 04月 26日

アブラムシ退治

2008/04/26(土)
曇りのち雨/18℃/南東の風
熊ん蜂来襲

 連休の初日だというのに、外はどんよりしていて肌寒い。
厚手のフリースを着込み、帽子をかぶって、完全装備でベランダに出た。
今日の仕事は植物の名前を書いたプレートを作ったり、ベランダテーブルのレイアウトを変えたり、グミの葉についたアブラムシをとったり…と、やることはいくらでもある。でも、あまりにも寒いし、雨も降ってきたので、2時間ほどで部屋に逃げ込んだ。
ホントはイタヤカエデの植え替えやサキュレントの株分けもしたかったのに…。

●今日のベランダ通信

 アブラムシ退治は葉っぱにぎっしりついたアブラムシを、指で擦り潰すようにして殺していく。終わる頃には指が油でギトギトになる。かなり気持ち悪いが、殺虫剤は極力使いたくないのでしょうがない。てんとう虫が来てくれるといいんだけど…。
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# by novou | 2008-04-26 20:30 | ベランダ歳時記
2008年 04月 24日

強風の日、事件は起きる

2008/04/24(木)
雨時々曇り時々晴れ/21℃/南の風
午後から植木鉢が倒れるほどの強風
おやつに柏餅をいただく

 変な天気だ。朝は日が差して風もなかったのに、午後からは強風が吹き荒れた。ベランダの鉢植えが心配になって外に出てみると、案の定、ミルクブッシュとオーガスタが倒れていた。このベランダはマンションの最上階にある。しかも高台にあるので、建物の高さと標高を足すと50mの高さとなる。当然、風は強い。ひょろっとした背の高い木には添え木をしたり、フェンスに鉢をくくり付けたりと、風対策はいろいろやっているが、強風の日には必ず事件が起きる。
 先週の土曜日も風が強かった。飛ばされた我が家の洗濯物が、運悪くブロック塀にひっかかり、セコムの警報器を鳴らしてしまった。知らんぷりしたけど、監視カメラには洗濯物を持ってあわててるボクの姿が写ってんだろうなぁ。トホホ。

●今日のベランダ通信
毎日かき混ぜているコンポストがいい感じになってきた。フタを開けるとほかほかしていている。50℃以上はあるだろう。シャベルでかき混ぜると白い煙のような、湯気のようなものが出るが、これはバクテリアが発する呼吸熱のせいなんだそうだ。あと2ヶ月もすればいい堆肥になりそうだ。うひゃひゃ楽しみ。
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# by novou | 2008-04-24 21:12 | トホホな話