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2011年 03月 19日

チチ他界

3月18日 午後2時50分 チチが亡くなりました。
喉仏をコクッ コクッと二度動かして、それから後は息をしませんでした。
静かな静かな、ほんとうに眠るような最期でした。

亡くなる日の前日、家族全員で意識が薄れていくチチの手を握り、足をさすり、
「おとうさん、おとうさん」と呼びかけました。
チチはうっすらと目を開けて、ハハとオクさんとボクを一人一人見つめ、
ポロリと涙を流しました。
これがチチとのお別れでした。
なんだか「ありがとう」といってもらえたような気がします。

大震災でたくさんの人たちが瓦礫に埋もれ、津波にさらわれて、命を落としていきました。
こんなさなかに、ベッドで死ねるだけでも幸せなことだと感じております。

これまでの皆さまの故人に対するご厚情を深く感謝申し上げます。
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by novou | 2011-03-19 19:56 | 番外編
2011年 02月 04日

父の病気

2011/02/04(金)
晴れ/13℃

チチの病状が思わしくないのです。
譫妄、多動、徘徊がひどく、家族は一晩中、寝させてもらえません。

MRIで検査をしたら、頭の血管にたくさんの血栓ができていて、多発性の脳梗塞を発症しかけているようです。

医師の話によると、急にひどくなったボケも、それがひとつの原因となっているらしいのです。

そんなわけで、ひとまず入院させて血栓の治療と、坑精神病薬によるボケの治療を平行して行なうことになりました。

今度の入院はちょっと長くなりそうです。


ブログで公にする事でもないのですが、チチは癌です。
去年の3月に余命6ヵ月と宣告されました。

両親は残された人生をボクらと一緒に暮らすために、北海道の家を処分し、東京で生活する事を選択したのです。

ブログにはこれまでの経緯を記録してあるのですが、友人や仕事先に余計な心配をかけてはいけないと思って、チチの癌に関するエントリだけは、これまで非公開にしてきました。

でも、最近のチチは癌以上にボケのほうが深刻になってきているし、ハハの介護鬱も近ごろちょっと重症なのです。

そろそろ、非公開エントリを公にして、これまでの経緯を知っていただくタイミングなのかもしれません。

右下のTags:の「父の病気」をクリックすると、これまで非公開にしていたエントリが、ズラリと並んでいるハズです。去年の3月22日のエントリ:「母からの電話」あたりから読んでいただくと、チチの病気がどのように進行していったかが、わかると思います。

きょうは立春。
暦の上では、もう春です。
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by novou | 2011-02-04 15:01 | 番外編
2010年 12月 15日

魔の通院日

2010/12/15(水)
晴れ/16℃

水曜日はチチハハの通院日だ。
ボケ老人とウツ老人を一度に病院へ連れて行くのは大変だ。

作戦はこうだ。
まず、ハハを予約してあるペインクリニックに連れて行く。
チチは長い時間、1人で待っていることができないので、ハハが診察してもらっている間は、チチにもご同行を願う。

で、診察が終わり、ハハが治療室のベッドで神経ブロック注射(ハハは原因不明の下腹部痛を10年前から訴えていて、いろいろな病院に行き、ありとあらゆる検査をしても原因が分らず、いまはこの病院で痛みをとる神経ブロック注射をしてもらっている←でも、いまのところまったく効果なし)をしてもらい、1時間ほど安静にしている間(隙?)に、今度は消化器内科でチチの診察を受ける。

チチの場合、毎回、採血をし(待ち時間20分)、その結果が出てからの診察となるのだが、その待ち時間が最低でも1時間だ。で、チチの診察の待ち時間にころ合いを見はからって、ハハを迎えに行くのだが、この時、チチには徘徊しないように「動かずにじっとここで待っててね」と何度も念を押しておく。そして、下のフロアーまで大急ぎでハハを迎えに行くのである。結構、タイトロープな作戦でしょ!?

2人の診察が終わり、会計を済ませ、薬局でクスリを貰って(ここでも30分かかる←ウンザリ)家に帰ると、いつも日が暮れている。

もう、ぐったりなのである。

ただね、嬉しいこともあるんだよね。

きょうはボクが疲れて居眠りしていたら、チチが「風邪ひくぞ」と、そっとタオルをかけてくれたのだ。老いさらばえて、ボケも進み、意味不明なことばかり言うくせに、息子のことはまだ心配してくれるのだ。オヤジはまだオヤジでいてくれたんだと思ったら、嬉しくて嬉しくて涙が出た次第である。
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by novou | 2010-12-15 17:46 | 番外編
2010年 12月 13日

入浴サービス

2010/12/13(月)
雨/9℃

チチが入浴サービスを受けるようになって、10日ほど経つ。
毎週、月曜日と金曜日の朝いちばん(9時頃)に、看護師1人と介護士2人の3人チームが来てくれて、チチをお風呂に入れてくれるのだ。

ダンドリはこうだ。
まず、組み立て式の浴槽をリビングに運び込み、ビニールシートを敷いてセットする。
セットしたら我が家のお風呂場からポンプとホースを使ってお湯を引き込む。

その間、看護師さんはチチの体温と血圧を測り、異常の有無をチェックする。

浴槽にお湯が溜まり、チチの体調に問題がなければ、入浴開始。
パジャマと下着を脱がし、寒くないように、また、チチが恥ずかしくないようにバスタオルで身体をくるんで、ヨイショと抱き上げ、浴槽まで運ぶ。

浴槽には仰向けに寝たままで入れるようになっていて、まるで温泉の寝湯に浸かっているみたいだ。

で、入浴はまず、シャンプーから始まり、次に背中、腰、下半身、足の指や踵と、とにかく身体の隅から隅まで念入りに洗ってくれる。

頭をシャワーで流す時は1人がチチの耳を塞ぎ、お湯が入らないように気を遣ってくれるほどだ。そして「痒いところはないですか」「気持ち悪いところはないですか」とチチに声をかけながら、見事なチームワークで丁寧に丁寧に洗ってくれるのだ。

その時のチチの気持ち良さそうな顔ったらない。
目をつむり、うっすらと笑顔を浮かべて、まるで恍惚の人だ。
そしてときどき、「おお〜っ」とか「はは〜っ」とか「たまらんですぅ」みたいな頓狂な声を発する。よほど嬉しいに違いない。

ボクはそれを傍らで見ているのだが、ありがたくって涙が出そうになる。

洗浄が終わるとシャワーできれいに流し、身体を拭いて、また抱えられてベッドに運ばれる。
ベッドでは保湿剤を全身に塗ってもらって、新しい下着とパジャマに着替えさせてもらう。

退院してきた時のチチは体中が乾燥して、粉を吹いたみたいに白くなっていたのだけど、
いまは肌の状態がとてもいい。
粉ふきジジイが、すべすべジジイに変身だ。

入浴後、チチは気持ちがよいせいか、すぐにスヤスヤと寝てしまう。

徐々にいろいろな介護サービスが始まっているけど、チチがいまいちばん待ちわびているのが、
この入浴サービスなのである。
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by novou | 2010-12-13 18:33 | 番外編
2010年 12月 11日

カイメン!?

2010/12/11(土)
晴れ/18℃

この1週間というものチチハハの介護に掛かり切りだった。
ヘルパーさんをお願いし、介護ベッドや車椅子をレンタルし、介護食の宅配サービスをお願いし、週2回の入浴サービスをお願いした。(ふぅ〜 ←ため息)

これらのサービスを受けるには申請と契約が必要になる。
ただでさえ介護に時間をとられ、原稿の締め切りに追われているのに、同じことを何度も説明し、契約書に署名捺印する煩わしさったらない。

ケアマネージャーと面談し、ヘルパー派遣の担当者と面談し、入浴サービスの担当と面談、弁当宅配の担当者とも面談、面談→契約、面談→契約で、どれだけの時間が奪われたことか…。

介護が分業化されているので、しょうがないといえばしょうがないが、介護する家族の負担を軽くするはずのものが、逆に大きな負担になってしまっては意味がない。ていうか、こんなに手続きが煩雑では、一人暮らしのボケ老人はどうするんだろう? 

ケアマネージャーと契約して、すべてのサービスが一括して受けられるようになれば、かなり楽になるんだけどなぁ。

さて、チチはお陰さまでかなり回復してきた。歩けるし、食欲も少し出てきた。
ただ、譫妄は相変わらずひどく、ボケも進んでいるようだ。

ショックだったのは部屋にひとりにしたわずかな隙に、マンション内を徘徊し、管理人に不審者扱いされ、こっぴどく説教されたことだ。管理人いわく、「お父さんのあまりの変わりように、まったく気づかず、外部からの侵入者と思った」ということらしい。

犯人扱いされたチチはしょぼんとしていたが、家族はもっとへこむ。あちこちに迷惑をかけていても、こればっかりはまったく判らないからなぁ。これからは幼稚園児みたいに、胸に名前と住所を書いたハンカチを吊るさないといけないかも…。

ハハは相変わらず泣き虫だけど、チチが元気がいいと、ハハも調子が良いみたい。60年も一緒に暮らした夫婦は一心同体なのである。

今朝、ハハの作った味噌汁を飲んだチチがひと言いった。「こんな旨い味噌汁、はじめて飲んだわ」。味噌汁の味を誉められたハハは有頂天になって、今晩は張り切って豚汁を作るらしい。
きのうまではご飯を炊くのも面倒臭がって拒否っていたのに…。現金なものである。

今の我が家は毎日、いろんなことが起こる。まるでマンガみたいだ。
介護は大変だし、ときどき「キィ〜ッ!!!」となるけど、楽しんでやるくらいでないと続かない。

そして、たまには少し放ったらかしておくことも、こちらの精神衛生上必要だ。

きょうはオクさんの仕事が早く終わりそうだし、チチハハの状態もいいので、ストレスを発散しに、2人でどこかに出かけるつもりだ。(←たぶん映画か、スーパー銭湯(^_^))

世の中、イクメン(育児をするメンズ)が流行ってるらしいが、これからの高齢化時代はカイメン(介護をするメンズ)を流行らせないといかんなぁと思う、きょうこの頃なのでした。
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by novou | 2010-12-11 13:39 | 番外編
2010年 12月 03日

受け入れ準備完了、チチ退院

2010/12/03(金)
雨のち晴れ/23℃

チチは朝食が終わると、いつもパジャマから洋服に着替え、
ボストンバッグにタオルや洗面道具を詰め込んで、
椅子にちょこんと座って迎えを待っている。

最初のうちは看護婦さんが「まだきょうは退院できないんですよ」と、
元のパジャマに着替えさせ、荷物をロッカーに戻してくれていたのだけど、
毎日同じ事が繰り返されるので、さすがに3日目くらいからは
チチのしたいようにさせているようだ。

だから、ボクらが病室のドアを開けると、コートを着て帽子をかぶり、
準備万端ととのえたチチが、待ちかねたような表情で、
いつもちょこんと座っているのである。
で、最初のひと言が「何時の汽車で帰るんだ?」なのである。

「なんで汽車なんだよ」と思うけど、ひとりで起き上がって、
着替えられるようになったのだから、たいした回復ぶりだ。

医師の話では貧血や炎症値が若干高めだけど、栄養や譫妄のことを考えると、
退院して自宅で療養した方が体力や譫妄の回復も早いそうである。
ってなわけで、チチはやっと家に帰れることになったのだ。
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きのうの午後、チチの部屋に介護用のベッドが搬入された。
ヘルパーさんや入浴サービスの手配もした。
受け入れ準備は「ととのいました」(ねずっちです)。

夕方、チチを迎えに行った。

チチは看護婦さん一人一人に「ありがとうございました」と挨拶をした。
若くてかわいい看護婦さんには手を差し出して握手も求めた(エロジジイ全開である)。

晩ごはんはチチが食べたがっていたホッケだった。
近所の料理屋が、自分のところで干している最高のホッケだ。
ここのホッケは北海道育ちのボクが唸るほどおいしいのである。
それを無理をいって分けてもらったのだ。
そして、オクさんが最高の焼き加減で焼いてくれた。

最初のひと口を家族全員が固唾を呑んで見守った。
チチはホッケを口に運んで、ひと言いった。
「味がしない」。
そして醤油をじゃぶじゃぶかけたのだ。

こうして退院第1日目は、トホホな気分にさせられて終わったのである。
チチは完全に味覚障害を起こしているようだ。
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by novou | 2010-12-03 03:38 | 番外編
2010年 11月 30日

チチの容体と泣き虫カアチャン

2010/11/30(火)
晴れ時々曇り/15℃

チチの容体は安定してきた。
熱は下がり、尿道カテーテルがはずされ、栄養補給も点滴からお粥になった。
ただ、譫妄は相変わらずで、とくに夜中になるとひどくなるらしく、
うわ言をいいながら病院を徘徊しようとして、夜勤の看護師を手こずらせているらしい。
そんなこともあって、チチは深夜、拘束衣でベッドに縛りつけられているのだ。

きょう、病院のケアマネージャーと退院後の介護について話をした。

チチの病状が悪化すると、ハハの体調も悪化する。
ハハは鬱状態で泣いてばかりいるので、チチが退院してきても介護できる状態ではない。
それどころか、ハハを病院に連れて行くのに時間をとられるというのが現状なのだ。

ケアマネージャーにはそんな事を伝えた。

とりあえず、今後は病院と地域の支援施設のケアマネージャーとが連携して、チチハハのサポートをしてくれるというのだが、具体的にはまだ何も決まっていない。

今週末あたり、チチは退院することになるのだろうが、受け入れの準備も覚悟も出来ないままだ。

てなわけで、週末、仕事の遅れを取り戻そうと思っていたのだけど、仕事どころではなかった。

ハハは食事をしてても、話をしてても泣いてばかりだ。
いったい、どこにそんな涙が溜まっているんだろう?

カアチャン、そんなに泣かないでくれよ。

60年もオヤジと一緒に生きられたんだから、幸せな人生じゃないか。
不幸だとはちっとも思ってないよ。
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by novou | 2010-11-30 20:37 | 番外編
2010年 11月 27日

チチ、入院

2010/11/27(土)
晴れ時々曇り/14℃

朝5時、チチ発熱。39,2℃もある。
解熱剤を飲んでも熱が下がらないので、通院している病院の救急センターに連れて行く。
ひとりでは立てないし、譫妄もひどい。

チチは4日前に退院してきたばかりなのだ。

きのうまでは少し手を貸してあげれば、車椅子なしに日常生活が送れたのに、
きょうは起き上がることもままならない。
2人がかりで身体を持ち上げ、なんとかクルマに乗せた。

病院まで移動する間、姿勢を保てないチチはオクさんに寄り掛かり、
「声問にいくのか」とうわ言のようにいっている。

声問(こえとい)はチチの生まれた稚内の集落だ。
朦朧とする意識の中で、ココロは故郷の海を彷徨っているのだ。

採血をして、レントゲンを撮り、腹部のエコーを撮って、尿道カテーテルが入れられた。
炎症反応が高く、感染症に罹患した可能性もあるので、即、入院することになった。

たった4日でまた病室に逆戻りだ。

チチは春から4回も入院している。

僅か半年余りの闘病生活で、15kgも痩せた。
アバラ骨が透け、尻の肉は削げて、ミイラのようになった。
歳のわりには逞しかった身体が、いまでは見る影もない。

目は窪み、頬はこけ、顔の皮は骨に貼り付いたようだ。
寝顔を見てると、もう死んでるんじゃないかと思うことがよくある。

ベッドから起こそうとカラダを抱くと、骨の硬さと形が直に腕に伝わってくる。
まるで、骨格標本を抱いてるみたいだ。

いま、チチは抗生剤と栄養剤の点滴を受けて、静かに眠っている。

入院する度に、チチは死線を彷徨い、それでもなんとか復活してきた。

6月に夫婦仲良くダイヤモンド婚式を迎え、10月にはめでたく86歳の誕生日も迎えた。

まだまだだぞ、オヤジ!
家族みんなで正月も迎え、春にはまた西郷山で桜を見ようじゃないか。
なっ、オヤジ…。
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by novou | 2010-11-27 22:32 | 番外編
2010年 08月 26日

通院3時間、庭仕事1時間…。

2010/08/26(木)
晴れ/34℃

きのうはチチの通院日。
いつものことだが五反田にある病院までボクが付き添う。

タクシーで行き、タクシーで帰ってくるのだから、付き添いはいらないように思うが、
そうもいかないのだ。

最近の大きな病院は磁気カードの診察券を使う。
チチはキャッシュカードもSuicaも使ったことがない。
まして磁気カードの診察券など理解の外なのだ。

診察も検査もいまは番号で呼ばれる。
「診察室166番のG05番」といわれても、チチにはさっぱりわからない。

名前を呼ばなくなったのは、看護師の省力化や個人情報に気を遣ってのことだと思うが、
これでは高齢者はどの診察室に行けばいいのか、右往左往するばかり。

しかも、待合室で1時間から長い時には2時間も待たされると、
高齢者じゃなくても疲れて寝てしまう。
そうなると、自分の番号が呼ばれても、だれも気がつかない。
そんなわけで、チチにはボクの付き添いが必要なのだ。

カードで受付けをし、カードで採血をし、カードで会計をし、院外薬局で薬を貰った。
便利なはずのカードを使っても3時間もかかった。
チチもボクもヘトヘトになった。
遠方から通院している人はもっと時間がかかる。たいへんだ。


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白鷺(サギソウ)が二羽になった。最初に咲いたのは1週間も前のことだから、ずいぶんと花持ちがいい。
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よく見ると、花弁から長い距を延ばしている。
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サギソウはラン科の植物なので、この距は花の一部が変化したものだ。
長い管の先には甘い蜜が溜まっていて、距の長さに見合った口吻を持つセスジスズメなどが飛来して吸蜜するらしい(見たことないけど…)。すんごいなぁ…。

我が家の植物ではスミレオダマキにも、長い距が見られます。
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by novou | 2010-08-26 17:56 | ベランダ植物図鑑
2010年 08月 14日

チチ退院

2010/08/14(土)
晴れ/32℃

16日ぶりにチチが家に帰ってきた。
退院する前日、オクさんが栄養士から食事指導を受けた。
チチの十二指腸にはステントが入っているし、消化機能が衰えているので、もう普通食は食べられないのだ。

これからの食事はお粥が中心となり、おかずも胃腸の負担にならないように、細かく刻んだり、潰して食べなければならない。
それに消化の悪い繊維質のものや、油脂の多いものは食べられなくなる。

チチにそのことを伝えると「もうラーメンも食べられないのか?」と残念そうだ。

その日の夜ごはんは、チチに気を使って家族全員でお粥を食べた。
おかずは煮魚を細かくほぐしたものと、カボチャの煮物を潰したもの。それに野菜スープだった。

それでも一家揃っての久しぶりのごはんに、チチは「うまいなぁ」を連発して残さず食べた。
食後に桃でも食べさせようと思ったら、「桃は缶詰めならいいけど、生はダメなの」とオクさんに止められた。

ハハも好き嫌いが多いし、頼みのオクさんも平日は仕事で帰りが遅い。
これからの食事のことを思うと頭が痛いのである。
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by novou | 2010-08-14 22:41 | 番外編