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東京ベランダ通信

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2009年 08月 01日

おとなの夏休み③

東京のオアシス・等々力渓谷をゆく

関東地方は梅雨が明けたというのに、カラッとした夏空が続かない。
太平洋高気圧にもっと頑張ってもらわないと、
そろそろ農作物への天候被害も心配になる。

カラッと晴れたらスーパー・マッハ号でまた多摩川に行くつもりだ。
今度は是政橋から奥多摩湖までの未踏破部分を走りたいのだ。

それまでは近場で遊ぶつもり…。

で、29日(水)は等々力(とどろき)渓谷に行ってきた。
全長1km、谷の深さは10mとスケールはちっちゃいが、
東京23区に残された唯一の自然渓谷だ。
駅のすぐそばのゴルフ橋と呼ばれる小さな橋のたもとから谷に降りるのだが、
ここに温度計が設置されている。
これは谷底の気温を表示しているのだが、なんと24,3℃だ。
地上はすでに30℃を越えていたから、気温差は6℃もある。すんげぇ!
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橋のたもとの螺旋階段を伝って谷に降りる。そこには東京とは思えないアナザワールドが待っている。なにしろ地上の騒音が聞こえない。
聞こえてくるのは、水の音と、鳥の囀りと、蝉の鳴き声くらいだ。
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谷の斜面にはケヤキやシラカシ、コナラ、ヤマザクラ、イロハカエデが原生のままに繁茂している。谷底から上を見上げると、空は木々に覆われ、木漏れ日が万華鏡のようだ。
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川沿いには常緑シダ類のような湿性植物が茂っている。湿度は相当高い。なんかミストサウナに入っているような感じだ。
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谷の中ほどまで進むと、そこには不動の滝がある。
この滝が落ちる音が周囲に轟くように聞こえるので“等々力”という地名になったというが、いまは滝と呼ぶには余りにも小さく、ただの湧水と化している。
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滝の横には茶店があり、いつもは葛餅やかき氷がいただけるのだが、この日はなぜだか休業していた。
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仕方がないので急な階段を上り、等々力不動に出る。
ここは真言宗智山派、満願寺の別院で、桜の名所でもある。
境内の見晴らし台から南斜面に拡がる500本の桜は、花見の期間中はライトアップされて夜桜見物で賑わう。
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東京のオアシスでマイナスイオンを浴び、森林浴を楽しんだ。
帰りは九品仏に寄って帰ろう。
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このところ寺にばかり足が向くのは年をとった証拠かも…。

by novou | 2009-08-01 09:11 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
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