2010/07/11(日)
曇りのち雨/29℃
トクサの穂先がひよこの顔みたいだ。
トクサはツクシ(スギナ)の仲間だ。「和漢三才図会」には、「物を磋(みがく)こと砥(といし)の如し、ゆえに砥草(とくさ)と称す」という記述がある。
トクサの茎は表面に珪酸を含み、紙やすりのようなざらつきがある。
それを利用して、昔から細工物などを磨くのに、トクサが使われていたのだ。
ウィキペディアを調べてみたら
「音楽家の滝廉太郎は、身だしなみに気を遣ったため、常々トクサで爪を磨いていたことがよく知られている」という記述があった。
で、やってみた。
爪はツルツルになった。
何年か前に理容室でネイルをやってもらったら、ツルツルを通り越して、爪がピカピカになったことがある。それが恥ずかしくて、しばらくは人前で爪を隠していた。トクサで磨くとピカピカではなくツルツルだ。ちょうどいい塩梅だ。
いいことを知った。