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東京ベランダ通信

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2010年 10月 01日

和田誠とハイライト


2010/10/01(金)
晴れ時々曇り/24℃

和田誠とハイライト_f0160063_127348.jpg
きのうは雨の中、渋谷・公園通りの「たばこと塩の博物館」に行ってきた。
『和田誠の仕事』展を見るためだ。

展覧会場に行くまで「なんで和田誠がたばこと塩の博物館で展覧会をやるんだろう?」と不思議に思っていたのだけど、そのモヤモヤは入口ですぐに解消した。

今年はハイライト発売50周年なんだそうである。
そのハイライトのパッケージをデザインしたのが、多摩美を卒業したばかりの若き日の和田誠だったのだ。

今回の展覧会では和田誠がこれまで手がけてきたポスターや絵本、装丁などの仕事を紹介しつつ、クラーク・ゲイブルやハンフリー・ボガードといった名優たちの喫煙シーンを描いた‘新作イラスト’も展示されている。

‘うまいなぁ’と思ったのは、ひとコマ漫画をヴィジュアルにしたピースの雑誌広告。
これには「地球に平和はあるのか? イエス、これがピースだ」とか「ピースを一服 アイデア百出」、「地球上には平和を 人生にはピースを」といった土屋耕一のコピーが添えられていて、ずっと見ていくと無性にたばこが吸いたくなる。
ホントこの時代の広告は、無邪気なだけに恐ろしい(笑)。

そういえばきょうからたばこが値上げされるんだなぁ。
ハイライトは発売当時70円だったけど、きょうからは410円だそうだ。
隔世の感がある。

ヘビースモーカーで有名だった筑紫哲也は、ハイライトとマルボロを1日3箱吸って、肺ガンで逝った。「ハイライト」という曲もある吉田拓郎も、いまは肺ガンで闘病中だ。

たばこは人類が発明した偉大な文化ではあるが、肺ガンで死んじゃっちゃあ、おしまいだ。

和田誠もかつてはハイライトをプカプカやっていたらしいが、いまではまったく吸わないらしい。
ちょっとずるいぞ…。

by novou | 2010-10-01 12:18 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(0)
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