拙著『東京ディズニーリゾート植物ガイド』が、こっそりと重版出来となりました。
出版界以外の方は「じゅうはんでき」って何??? と、頭に「?」が3つほど灯るようですが、正しくは「じゅうはんしゅったい」と読みます。(ギョーカイではわざと「じゅうはんでき」という人もいるよーですが…)
言葉の意味を説明しましょう。
「重版」は印刷を重ねる事。
つまり本が売り切れたり、売り切れそうになった時に、もう一度本を印刷することを「重版」といい、
「出来(しゅったい)」は物事が出来上がることをいいます。
早い話が好評につき増刷しましたということです。
ちなみに、最初に印刷されたものを「初版」といいます。
出版業界では本が売れないので、今は初版でだいたい3000〜5000部。よくても8000部ぐらいです。
ですから「重版出来!」は「初版」で印刷したものがなくなって、そこそこ売れている本なんです、という証拠なのですw。
編集者や作家にとって、この「重版出来!」は勲章ですから、みんなこれを目標に徹夜もいとわず頑張るんですね。
そういえば、『月刊!スピリッツ』に連載中の松田奈緒子さんの漫画「重版出来!」が、テレビドラマ化されたということもありましたね。
というわけで、ボクの『東京ディズニーリゾート植物ガイド』(講談社刊)、華々しい宣伝もなく重版出来!
絶版、裁断でなくてよかったw
ちなみに旧版は5刷まで、今回の改訂版の増刷でトータル6刷です。
応援していただいた皆さま、ありがとうございました。