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東京ベランダ通信

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2019年 02月 13日

バレンタインデー

ハハの部屋の納戸にチョコレートがあった。
見つけたのは3週間ほど前。
ボクがまだ入院していない頃だ。

普通こういうものは、隠しておくのがオトメゴコロというものだが、ハハの場合は数が多すぎて隠しようがない。
20個はある。それをデパートの紙袋3つに分けて置いてある。
かといって、デパートのチョコレート売り場で買ってきたものかというと、そうではない。
お隣のコンビニで買ってきたものなのだ。
それをデパートの紙袋に入れているだけだ。

そもそもウチのハハは東京にやって来てから、ひとりでは病院と歯医者と公園と隣のコンビニにしか行った事がない。
これらの行き先はすべてトランセという小さな循環バスの通り道にある。
循環なので、バスに乗りさえすれば必ず目的地に着き、また家の前に戻ってくる。

それ以外のところに行くと必ず迷子になる。

以前、玄関のチャイムがなって出てみると、警察官に連れられたハハが、申し訳なさそうに立っていた。
そんなことが2回。
あと、徘徊老人に間違われて家に電話があった事が1回ある。

話が脱線した。

20個のチョコレートはすでにちゃんと行き先が決まっている。
ハハの部屋のテーブルの上にはリストがあるのだ。
それはカレンダーの裏紙に書かれている。

贈る人の数が多いので、キスチョコや板チョコのたぐいかと思っていたが、
ハハのチョコレートはコンビニと有名パティシェがコラボしたチョコだ。

ここにオンナの見得が見え隠れする。

このチョコはコンビニでの扱いもそれほど多くはないらしく、ハハはさらにいくつか取り寄せてもらっているらしい(1月末日情報)。

コンビニでチョコを取り寄せる人を、ボクは他に知らない。

リストにはお世話になっているデイサービスの男性スタッフの方、送迎のドライバーさん、病院の先生(内科、整形外科、心療内科、歯科etc)、マンションの管理人さん、そして最後に「信也」の名前を確認済みだ。

バレンタインデーの当日の朝、ハハはピンポンとチャイムを鳴らし、「はい、コレ!」と、ちょっと照れ臭そうにボクにチョコを渡す。

残念ながら今年は入院中につき、ボクは受け取ることはできないが、わが妻にしっかりと代わりを務めてもらいたい。

ちなみの今年の本気チョコは管理人さんらしいです(妻情報!)。

p.s バレンタインの4日後はハハの89歳の誕生日です。どゆこと???.

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                         写真はイメージです


by novou | 2019-02-13 21:52 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(0)
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