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東京ベランダ通信

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2019年 03月 02日

インクボトル

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丸善のインクボトルである。

例の古道具屋で見つけた。

常滑焼の陶製でひとつひとつ職人が轆轤をまわして製作したもののようだ。
当時、ガラス瓶は高価だったので、昭和の始めまで、この常滑製のボトルが使われていたという。小瓶に小分けにして使うための注ぎ口もついている。

このボトル、ラベルのないものは骨董市などで時々見かけるが、これほどきれいにラベルが残っているものは珍しいと思う。
側面には丸善のMマークと「MARUZEN’S INK★TOKYO★」の刻印。


丸善のHPによると「創業間もない頃、学校や学生の増加に伴い、インキの需要も増大。しかし輸入インキは高価すぎ、家内工業で作られたインキには粗悪品が多かったことから、明治18年(1885)に現在の日本橋店の敷地内で「丸善工作部」がインク製造を開始しました。工作部製のインキはしばしば博覧会等に出品し賞を受けて、のちの「丸善インキ」「丸善アテナインキ」として一時代を築く商品となりました」とある。


丸善アテナインキは大正6年から製造販売されているものなので丸善インキはそれ以前のものか?

ラベル上部にはscarletとある。
これはカラーインクのボトルでスカーレット色のインクが入れられていたという事か?
ならばなおさら希少ではないか?

謎はラベルの隅に書かれたサインのような文字。
大学では古文書解読も学んだはずなのに読む事かなわず…。とほほ。
これが解ればこのボトルの来歴がもう少し解るかもしれん(読める人は教えてね)。

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by novou | 2019-03-02 17:30 | 番外編 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 山羊舌 at 2019-03-04 22:06 x
はじめまして。
いつも楽しく拝読させていただいています。

今回のインク壺にあったサイン、自分でも気になりましたので、
調べたり友人に聞いたりしてみました。
調べてもわからず、友人もわからず、諦めかけていたところ、
友人のお父上からの見解をいただきましたので、それをお伝えいたします。

東ト=東都=東京の通称
十巳川=トミカワ(洒落で、当て字にした所有者の名字)

ではなかろうか。とのことです。
トミカワさんのインク壺だったのでしょうか。
遊び心があるってお洒落ですね。

これからも畑山さんのブログ、たのしみにしております。
Commented by novou at 2019-03-06 21:46
山羊舌さん いろいろ調べていただきありがとうございます。

トミカワさんのインク壺ですか…。なるほど…。
赤のインクをたくさん使うという事はトミカワさんは学校の先生だったんでしょうかね?

インク壺ひとつで想像が無限に広がりますね。

ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
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