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東京ベランダ通信

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2020年 05月 24日

入院顛末記②

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18日(月)、生きている。

ここは城南地区の拠点病院。
ボクは血液内科病棟の4人部屋にいる。

今朝の採血の結果はヘモグロビン4.7。

あんなに輸血したのにちっとも上がらない。

赤血球の寿命が正常なヒトの半分しかないのだ。

穴の開いたバケツに輸血しているみたいなものだ。

おしっこが紅茶色してる。

肌が黄色い。

黄疸が出はじめているのだ。

溶血を止めるため高濃度のステロイドがきょうも点滴される。


これによりミオパチーやその他諸々の副作用が起きるが、そんなことはいってられない。
今は命を繋げなければならないのだ。

副作用の対処は生き長らえたら考えればいい。


眠い。とにかく眠い。

3日間、気を失ったようにずっと寝た。


19日(火)、生きている。

ヘモグロビンは6.0。

やや上向きではあるが、それでも正常値の半分以下だ。


立てない、歩けない、起きられない。

尿瓶を抱えて寝るだけだ。



22日(金)、ヘモグロビン5.7。

1週間も経つのに治療の効果が出ない。



疲れた。

少し寝よう。







by novou | 2020-05-24 09:28 | ボクの病気 | Trackback | Comments(0)
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