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東京ベランダ通信

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2008年 05月 22日

旧正田邸とねむの木の庭

2008/05/22(木)
晴れのち曇り/26℃
今年初めて蚊に刺される

f0160063_16305076.jpgきのう五反田に行く用があったので、前回のブログでちょこっと触れた「旧正田邸」跡に寄ってみた。
旧正田邸は保存を望む声が多かったにも関わらず、2002年に取り壊され、現在は「ねむの木の庭」という品川区の公園になっている。
公園といってもたった175坪だ。どこの町内にもある児童公園並である。ボクの後についてきたオバちゃん二人連れは、「こんなに狭いはずないわよねぇ」と、公園の前を通り過ぎようとしたくらいだ。
由緒ある高級住宅地「池田山」にあって175坪はあまりにも狭い。周囲はこの何倍もある広い敷地の豪邸ばかりだ。


f0160063_16315428.jpgご成婚当時のままに再現したという門から中に入る。庭には美智子さまゆかりの草木が植えられ、色とりどりの花を咲かせている。プリンセス・ミチコもいまが盛りと咲いていた。もちろん、ねむの木や白樺もある。
気品ある美しい庭だ。
でも、この程度の庭ならどこにでもある。

行ってみて思ったのだがやはり正田邸は保存すべきだった。
チューダー朝様式の屋根をもつ和洋折衷住宅は歴史的にも建築学的にも価値があったし、それよりなにより、初めての民間出身の皇太子妃の生家なのである。
このつつましくも風格がある屋敷から、昭和のシンデレラが皇室に嫁いで行ったのである。
そのシーンを皆がモノクロテレビの前で、釘付けになって見ていたのである。昭和を生きた者にはことのほか思い入れがある。

正田邸がちゃんと保存されていれば、今ごろ前出のオバちゃんたちも「こんなに小さいはずないわよねぇ」と驚いたハズだ。

こんな驚きが後世に伝えられることに、本当は意義があるんだろうなぁ、と思った次第である。

by novou | 2008-05-22 16:55 | 街の記憶 | Trackback | Comments(0)
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