人気ブログランキング | 話題のタグを見る

東京ベランダ通信

noveranda.exblog.jp
ブログトップ
2008年 08月 26日

「slow music slow LIVE’08 in池上本門寺」

2008/08/24(日)
雨/23℃

「slow music slow LIVE’08 in池上本門寺」_f0160063_23442424.jpgそぼ降る雨の中、
オクさんと2人で
池上本門寺に行ってきた。

本門寺は柿の木坂に住んでいた頃に、オクさんとよくサイクリングに行った場所だ。呑川をずっと南下していくと、小1時間ほどで本門寺に着く。

総門から入り、急な石段を登ると、正面に大堂、右手に五重の塔が見えてくる。

ここで有名なのは紀州徳川家や加藤清正家の墓所だが
プロレスファンには力道山の墓があることでも知られている。






今日、久しぶりに参詣したわけは、大堂横の野外特設ステージで、
「slow music slow LIVE’08 in池上本門寺」が行われるからだ。

ついでといってはバチが当たるが、ライブの前に、身を清め、
ご祖師さまに家内安全と2人の健康をご祈願する。

東京広しといえども、お寺に参詣して、
音楽も楽しめるなんてライブは、他にない。(たぶん…)

今日は生憎の雨だったが、
かえってしっぽりとした大人の夏フェス(寒かったけど)となった。

オープニングアクトは「羊毛とおはな」という2人組。
1曲目はバート・バカラックの「雨にぬれても」をカバー。

ハナからココロをグサリと射ぬかれた。
音楽の力と、古いお寺の場の力が作用して、
気持ちもカラダも癒されていく。
魂が浄化され、自然と涙がこぼれてくる。
となりでオクさんも泣いている。(2人とも歳をとった証拠だなぁ…)

五重の塔がライトに照らされている。
晴れていれば、空には下弦の月が浮かんでいるはずだ。

トリはアン・サリーだった。
2年前に初めてこのライブに来た時、彼女は「蘇州夜曲」を歌った。
そして最後のフレーズ「涙ぐむよなおぼろの月に  鐘が鳴ります寒山寺」を
“本門寺”と歌った。拍手喝采であった。

今年もアンちゃんは「蘇州夜曲」を歌い、
最後はチャップリンの名曲「スマイル」で〆た。

母となった彼女の声は、こころに滲みるなぁ。

帰りに目黒の「かづ屋」で支那そばを啜った。

雨でカラダは冷えたけど、こころは温まった幸せな1日であった。

by novou | 2008-08-26 00:02 | いつもふたりで | Trackback | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< ベランダに集まる蝶々たち      夏の終わりのベランダ(2) >>