東京ベランダ通信

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2018年 08月 19日

8月のベランダ

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植物の配置を大幅に変えた。これまでのベランダは山野草がメインだったのだが、あまりの暑さに冷涼な地域を原産とする山野草がしおれたり、葉焼けしたりで状態が悪く、ベランダのメインを張れなくなったのだ。

元気がいいのはジャカランダやプルメリアやセローム、銀葉アカシアといった熱帯、亜熱帯の植物たちだ。

で、ベランダのセンターは山野草に退いてもらって、ジャカランダ、銀葉アカシアを中心とした南半球の植物に変えたのだ。

配置変更の前に植え替えもした。
8月は植え替えの時期ではないが、こちらにも都合というものがある。

で、ジャカランダ、プルメリア、ノリウツギ、ブルーベリー、アガパンサス、ハイビスカス、オリーブの植え替えを強行。どれも大物なので体力的にも今回が最後の植え替えとなりそうだ。

配置替えをしてから気付いたのだが、大きな鉢植えをセンターに持ってくると、風が強いとすぐに倒れてしまうという事だ。これまではフェンスに括り付けていたのだ。とくに植え替えたばかりの植物は根が張っていないので、ちょっとした風ですぐにぐらぐらしてしまう。

そこで強風対策として、大きな鉢同士をシュロ縄や支柱で2重3重に連結させた。
この連結は縛るのも解くのも大変なので、植物の配置替えもこれが最後となりそうだw。

今朝、庇に上っていつものようにベランダを俯瞰してみた。
銀葉アカシアが大きく枝を広げ、ジャカランダが3m以上に育っている。
ソテツやセロームの緑の濃さといったらどうだ。
幾重にも重なったプルメリアの葉っぱの存在感といったらどうだ。
鬱蒼としていて、ベランダはまるでジャングルではないの。

植物のほとんどは小さな苗から育てたものだ。

植物の生命力にあらためて感心させられた8月である。


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8月覚書

●ヨトウムシのでかいのを3匹捕殺。カベルネとクチナシがずいぶんと食い荒らされた。

●水苔+マルチング+ペットボトル給水器で2日間の外泊が可能となった。

●散水器のヘッドをミストにして高いところに吊るしておけば、ベランダが霧に包まれたようになって涼しくなる事を発見。東京オリンピックで8月の猛暑を打ち水で乗り切るなんてナンセンスと思っていたが、意外にイケるかもw。

●水道代が例年の3倍、電気代が2倍、まさに災害級の猛暑だ。とほほ…。

●イチジクの収穫はそろそろ終わり。今年は12個くらいの収量。この時期は一瞬だけど便秘も解消するw。


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# by novou | 2018-08-19 14:05 | ベランダ歳時記 | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 10日

真夏の風流

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早朝の新幹線で北へ向かった。
東北の沼に咲く、見渡す限りの蓮を愛でるために…。

沼の広さは東京ドーム60個分もあるという。
その広い沼に船を出し、蓮の花咲く極楽浄土で遊ぶのだ。

この日、沼の気温は23℃。
下界の灼熱地獄を思うと、これだけでもすでに極楽だ。

水面を覆う蓮が放つ大量の酸素が、霧雨に冷やされて呼吸が楽だ。
HGB不足の肉体が、みるみる癒されていくのがわかる。
極楽浄土で人は苦しみから解放されるのだ。

船は細い水路を、蓮をかき分けるようにして進む。

ずる賢そうな顔をしたサギが蓮の葉の上で羽を休め、
無数のツバメが船のまわりを飛び交い、虫を食む。

蓮は午後には花を閉じる。
ボクらは僅かな時間を惜しむように3回船を出した。

花の命は短くて、咲き始めてから4日目の午前中にすべて散る。
咲くのは早朝。
いつか花が開く時のポンという音を聞いてみたい。


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# by novou | 2018-08-10 07:49 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 03日

ハキリバチ

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アイスバーグの葉っぱが、まぁ〜るく噛み切られている。

ハキリバチだ。

毎年、アイスバーグの若くて柔らかい葉っぱだけが噛み切られる。

近くに巣があるようだ。

ハキリバチは切り取った葉を持ち帰り、幼虫をくるむベッドを作る。

薬剤を撒こうと思ったけど、あまりにも美しく噛み切るので、このままにしておこう。


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# by novou | 2018-08-03 08:50 | ベランダ歳時記 | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 01日

東京ディズニーリゾート植物ガイド 重版出来!

拙著『東京ディズニーリゾート植物ガイド』が、こっそりと重版出来となりました。

出版界以外の方は「じゅうはんでき」って何??? と、頭に「?」が3つほど灯るようですが、正しくは「じゅうはんしゅったい」と読みます。(ギョーカイではわざと「じゅうはんでき」という人もいるよーですが…)

言葉の意味を説明しましょう。

「重版」は印刷を重ねる事。
つまり本が売り切れたり、売り切れそうになった時に、もう一度本を印刷することを「重版」といい、
「出来(しゅったい)」は物事が出来上がることをいいます。
早い話が好評につき増刷しましたということです。

ちなみに、最初に印刷されたものを「初版」といいます。

出版業界では本が売れないので、今は初版でだいたい3000〜5000部。よくても8000部ぐらいです。
ですから「重版出来!」は「初版」で印刷したものがなくなって、そこそこ売れている本なんです、という証拠なのですw。

編集者や作家にとって、この「重版出来!」は勲章ですから、みんなこれを目標に徹夜もいとわず頑張るんですね。
そういえば、『月刊!スピリッツ』に連載中の松田奈緒子さんの漫画「重版出来!」が、テレビドラマ化されたということもありましたね。

というわけで、ボクの『東京ディズニーリゾート植物ガイド』(講談社刊)、華々しい宣伝もなく重版出来!

絶版、裁断でなくてよかったw

ちなみに旧版は5刷まで、今回の改訂版の増刷でトータル6刷です。

応援していただいた皆さま、ありがとうございました。

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# by novou | 2018-08-01 14:50 | 番外編 | Trackback(1) | Comments(0)
2018年 08月 01日

モーレツ

8月である。

であるからして暑いのだが、ものには限度というものがある。

朝7時でベランダは30℃を超えていた。
東京の最高気温は35℃の予想。
きょうも猛烈な暑さだ。

思えば7月は「猛烈」という言葉がずいぶん使われた。
「猛烈な台風」「猛烈な雨」「猛烈な風」「猛烈にしける」「猛烈な暑さ」…。

実は気象庁が用いる気象用語の「猛烈」にはちゃんとした定義がある。

・ 「猛烈な台風」は最大風速54m/s(105ノット)以上
・ 「猛烈な雨」は1時間に80mm以上。息苦しくなるような圧迫感があって恐怖を感ずる。車の運転は危険。
・ 「猛烈な風」は平均風速30m/s以上。
・ 「猛烈なしけ」は波の高さが9mを超える。

というように、「猛烈…」は事象の最大級の形容であり、「これより上のレベルはありませんぜ!」という限度越えの振り切れちゃった表現なのだ。

ただし、「猛烈な暑さ」はちょっと違うらしい。
TVで気象予報士やお天気キャスターが連発しているので、すり込まれてしまったが、調べてみると「猛暑日(35度以上)」はあるが「猛烈な暑さ」の定義はないようなのだ。

なんにでも猛烈を付けて、不安を煽ればいいというものではない。

「もーれつ社員」や「もーれつア太郎」や小川ローザの「OH!モーレツ」もいまや死語。
「モーレツ」の時代はとっくに終わっているのだ。

これからは35℃を超えたら「やってらんない暑さ」とか「ふざけた暑さ」という表現でお願いしたい。




p.s.ベランダのバラたちはマルチングのおかげでとても元気になりました。

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# by novou | 2018-08-01 13:39 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2018年 07月 28日

BORO


BOROといっても「大阪で生まれた女」のことではない。
「ぼろは着てても心は錦」のBOROのことである。

浅草のアミューズミュージアムで「美しいぼろ布展〜都築響一が見たBORO〜」を見た。

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「ぼろ」とは青森の山村や農村で江戸時代から使われてきた野良着、肌着、寝具などのことをいう。
すり切れ、継ぎはぎされて、何代にもわたって再生されてきたぼろは、青森では恥ずかしいものとされ、これまで決して表に出ることはなかったそうだ。

それが今や「BORO」として、世界中のアーティストや蒐集家から注目されているんだそうな。


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展示を見ていて不覚にも涙が出た。

ボクは北海道の出身だ。
だから、BOROの向こうに北国の厳しい寒さや貧しい生活が見えるのだ。

寒さをしのぐために少しでも暖かく丈夫にしたいと、何度も継ぎはぎされた一枚のBOROには、たくさんの女たちの針仕事の跡が刻まれている。女たちは布きれを粗末にしないで、いのちあるものとしてだいじに大事に継ぎはぎしてきた。

そんなBOROには人の汗や涙や思いがしみ込み、新しいものには出せない独特の味わいがある。
大切に使い込まれてきたものだけが放つ美しさがある。

ものがあふれ、古くなったら新しいものに換えればよいという現代の消費社会に、BOROはひとつのアンチテーゼを示しているように感じた。

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アミューズミュージアムは来年3月で閉館となります(とても残念!)。
エンタメのアミューズが運営するミュージアムだけあってとても楽しい展示でした。
撮影ok、おさわりok、一部は着るのもokですw。

常設の浮世絵シアターもお勧めです。
屋上からは浅草寺が一望できます。


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# by novou | 2018-07-28 13:11 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2018年 07月 27日

台風12号に備えて


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マルチングがやっと終わったと思ったら、こんどは台風がやって来るというので、今朝、慌ててブドウの袋がけや、排水溝の掃除をした。
このごろは庭仕事に追われる毎日だ。

この台風も暴風雨にならなければ植物にとっては恵みの雨なのだが、今回は勢力が強く、どうやらそうはならないらしい。

関東や西日本の被災地に上陸する可能性も高いようだ。

明日は厳戒態勢だ。


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さて、マルチングに関しては結局、水苔を噛ました上にココマットで覆うという合わせ技にした。

この方法だと猛暑日でも朝にたっぷりと水やりすれば、次の日の夕方まで水やり不要だ。
30℃で風が強くなければ2日間ぐらいは留守にできそうだ。

ただマルチングも一長一短はあるようで

長所
水まきの時に泥ハネしない(庭掃除が楽になる)。
ヨトウムシや黄金虫の幼虫など、用土に潜む害虫が入り込まなくなる。
水やりの時間が短縮できる。
泥ハネしないので黒星病を減らせる(バラの場合)。
⑤雑草が生えづらくなる。

短所
蒸れやカビの発生で根腐れしやすくなる。
お金がかかる(今回はバラや果樹など100鉢以上にマルチングしたので3万ほどかかった。トホホ)
手間がかかる(3日間もマルチング作業)
④ナチュラルな雰囲気が無くなる。

簡易給水器は一定の効果はあるが、あくまでも小さな鉢用で、せいぜい5号鉢(直径15)程度の鉢にしか効果は期待できないと思う。

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p.s. 今週のはじめくらいからイチジクの収穫が始まりました。小さいけどおいしいよ!








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# by novou | 2018-07-27 16:55 | ベランダ歳時記 | Trackback | Comments(0)