東京ベランダ通信

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カテゴリ:番外編( 165 )


2019年 03月 02日

インクボトル

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丸善のインクボトルである。

例の古道具屋で見つけた。

常滑焼の陶製でひとつひとつ職人が轆轤をまわして製作したもののようだ。
当時、ガラス瓶は高価だったので、昭和の始めまで、この常滑製のボトルが使われていたという。小瓶に小分けにして使うための注ぎ口もついている。

このボトル、ラベルのないものは骨董市などで時々見かけるが、これほどきれいにラベルが残っているものは珍しいと思う。
側面には丸善のMマークと「MARUZEN’S INK★TOKYO★」の刻印。


丸善のHPによると「創業間もない頃、学校や学生の増加に伴い、インキの需要も増大。しかし輸入インキは高価すぎ、家内工業で作られたインキには粗悪品が多かったことから、明治18年(1885)に現在の日本橋店の敷地内で「丸善工作部」がインク製造を開始しました。工作部製のインキはしばしば博覧会等に出品し賞を受けて、のちの「丸善インキ」「丸善アテナインキ」として一時代を築く商品となりました」とある。


丸善アテナインキは大正6年から製造販売されているものなので丸善インキはそれ以前のものか?

ラベル上部にはscarletとある。
これはカラーインクのボトルでスカーレット色のインクが入れられていたという事か?
ならばなおさら希少ではないか?

謎はラベルの隅に書かれたサインのような文字。
大学では古文書解読も学んだはずなのに読む事かなわず…。とほほ。
これが解ればこのボトルの来歴がもう少し解るかもしれん(読める人は教えてね)。

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by novou | 2019-03-02 17:30 | 番外編 | Trackback | Comments(2)
2019年 01月 28日

オサル食堂終了しました。

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オサル食堂が終わりました。
たくさんのご来店ありがとうございました。

オサル食堂は代官山のぎゃらりー無垢里で行われている「須田二郎 木の器を食卓へ」展で、土日限定で行われる食事会です。
須田さんの木の器とオサルさんの料理のコラボってわけですね。
だから、オサル食堂単独のイベントではなく、あくまでもイベント内イベント(?)なんです。

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で、オサルさんもスタッフも食事会が始まる前にする事があります。

それは須田さんが展示の時に必ず書くメッセージを読む事です。
それは会場のどこかに小さな額に入れられて、さりげなく置かれています(写真を貼り付けておくので、ぜひ読んでみてください)。
メッセージにはいつも須田さんの謙虚さや感謝の気持ちがあふれています。
ボクらはそれを共有して準備にかかります。


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さて、今回のオサル食堂では最初に、須田さんの新作のカップで温かいスープをお出ししました。
ボクらはこのカップをTAIKO CUPと名付けたのですが、スープともどもとても好評のようで、カップもたくさん買っていただきました。ありがとうございました。


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ところで、須田さんの展示会ではいつも無料のワークショップも行われるのですが、今回は刃物研ぎでした。
みなさん、切れなくなった包丁やハサミを持って来られて須田さんはてんてこ舞い。
ボクも園芸用のハサミをたくさん研いでもらいました。申し訳ナス。
オサルさんも食事会の前に包丁を研いでもらってサンドウィッチのパンを切っていました。
研ぎのおかげで柔らかいパンも、とてもよく切れたそうですよ。


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オサル食堂では食後のお菓子にいつも特別のコーヒーをお出ししています。
今回もアオトコーヒーがレーズンウィッチにあうブレンドを焙煎してくれました。
インドやマンデリンなどアジアの豆だけをブレンドしたオサルブレンドⅶ。
甘いお菓子にあったちょっと苦めのブレンドです。
そしてそれをドリップするのがアドバンスドコーヒーマイスターの中川viva亮太くん(ただ今発売中のブルータスコーヒー特集にも登場しています)です。
丁寧にハンドドリップしているので、少しお待たせしてしまう事もありますがが、とてもクリアなコーヒーを入れてくれます。
おかげさまでオサルブレンドⅶはとても好評で、豆もたくさん買っていただきありがとうございました。
感謝いたします。


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               (オサルブレンドⅶのアロマにうっとりする中川viva亮太くん)







でね、ここからは私事で恐縮なんですが、オサル食堂終了後に須田さんがケーキを作ってくれたんです。
去年2回も入院して、やっと元気になったボクのための快気祝いだそうです。
居合わせたお客さんも一緒にお祝いしてくれました。
嬉しかったですね。
ケーキも「俺のケーキ」風(笑)で最高においしかったです。
ありがとう。

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                        (ケーキ入刀の図)
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さて、今回のオサル食堂にはホントに久しぶりのお客さんがたくさん来てくれました。
なかには30年ぶりのお客さんも…。

オサルさんは感謝でいっぱいです。
うれしくて木から落ちそうです。

次のオサル食堂は9月。
石川若彦さんとのコラボです。
ぜひ、またお会いしましょう。
オサルさんはじめスタッフ一同、心よりお待ちしております。


                           グランドマスター nobuさん



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p.s.オサル食堂にコーヒーを提供してくれるアオトコーヒーのヒデちゃんは店の営業があるためいつも来られません。
ヒデちゃん、いつもありがとう! 心から感謝します。店を休んでくればいいのに…w。



















by novou | 2019-01-28 14:00 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 01月 25日

いよいよオサル食堂開店です



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オサル食堂はいよいよ明日、開店します。
今回で15回目だそうです。

今日は仕込みで大わらわ。
いつものようにSちゃんとAちゃんが手伝いに来てくれました。


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今回のテーマは「昭和のレトロな喫茶店」

で、お出しするのは

●白い野菜のポタージュスープ(須田さんのTAIKOカップで)
●京都風ふわふわタマゴサンドウィッチ、キャロットラペとポテトサラダとパセリを添えて(須田さんの平皿で)
●オサルのレーズンウィッチとこの日だけの限定オサルブレンド珈琲ⅶ(中川viva亮太のハンドドリップで)

今、10時を過ぎましたがオサルさんはまだ台所にいます。


今日中に準備はなんとか終わりそうですが、天気が気になります。
明日は寒いようですね。
暖かくしてお出かけください。

代官山ぎゃらりー無垢里でお待ちしています。


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by novou | 2019-01-25 22:22 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 01月 17日

鎌倉散歩



鎌倉が好きで年に何度か訪れています。

写真はこれまでに撮り溜めたもので、季節も撮影した年もばらばらです。

exciteblogは掲載できる写真点数が15点までなので、今回はスナップをほんの少しだけ…。


ところで、長谷の大仏の近くに高齢の女主人が営む素敵な喫茶店があるのですが、前回も前々回も閉まってました。

お元気でしょうか?

ちょっと心配しています。

また、あのオムライスを作ってくださいな。


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by novou | 2019-01-17 11:36 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 24日

Merry Christmas

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                         素敵なイヴを…。


by novou | 2018-12-24 16:35 | 番外編 | Trackback | Comments(2)
2018年 12月 15日

泉岳寺と豆大福

「おのおの方、討ち入りでござる」というわけで、12月14日は赤穂浪士による吉良邸打ち入りの日。

四十七士のお墓がある泉岳寺では毎年義士祭が行われている。


さすがに昨日は大勢の参拝客でごった返すので、人ごみが苦手なボクは行かなかったが、写真は晩秋のある日の泉岳寺の様子。

通っている病院からはちょうどいい散歩コースなのだ。


泉岳寺の近く(伊皿子坂交差点からすぐ)には『東京三大豆大福』のひとつである松島屋さんがあるが、この日、豆大福は残念ながら売り切れ。


ちなみに『東京三大豆大福』とは護国寺の群林堂、原宿の瑞穂、そして泉岳寺の『松島屋』だそうだ。

ボクは群林道と瑞穂は食べた事があるので、ぜひ松島屋の豆大福を食べて『東京三大豆大福』をコンプリートしたいぞ。

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by novou | 2018-12-15 02:51 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2018年 08月 10日

真夏の風流

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早朝の新幹線で北へ向かった。
東北の沼に咲く、見渡す限りの蓮を愛でるために…。

沼の広さは東京ドーム60個分もあるという。
その広い沼に船を出し、蓮の花咲く極楽浄土で遊ぶのだ。

この日、沼の気温は23℃。
下界の灼熱地獄を思うと、これだけでもすでに極楽だ。

水面を覆う蓮が放つ大量の酸素が、霧雨に冷やされて呼吸が楽だ。
HGB不足の肉体が、みるみる癒されていくのがわかる。
極楽浄土で人は苦しみから解放されるのだ。

船は細い水路を、蓮をかき分けるようにして進む。

ずる賢そうな顔をしたサギが蓮の葉の上で羽を休め、
無数のツバメが船のまわりを飛び交い、虫を食む。

蓮は午後には花を閉じる。
ボクらは僅かな時間を惜しむように3回船を出した。

花の命は短くて、咲き始めてから4日目の午前中にすべて散る。
咲くのは早朝。
いつか花が開く時のポンという音を聞いてみたい。


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by novou | 2018-08-10 07:49 | 番外編 | Trackback | Comments(1)
2018年 08月 01日

東京ディズニーリゾート植物ガイド 重版出来!

拙著『東京ディズニーリゾート植物ガイド』が、こっそりと重版出来となりました。

出版界以外の方は「じゅうはんでき」って何??? と、頭に「?」が3つほど灯るようですが、正しくは「じゅうはんしゅったい」と読みます。(ギョーカイではわざと「じゅうはんでき」という人もいるよーですが…)

言葉の意味を説明しましょう。

「重版」は印刷を重ねる事。
つまり本が売り切れたり、売り切れそうになった時に、もう一度本を印刷することを「重版」といい、
「出来(しゅったい)」は物事が出来上がることをいいます。
早い話が好評につき増刷しましたということです。

ちなみに、最初に印刷されたものを「初版」といいます。

出版業界では本が売れないので、今は初版でだいたい3000〜5000部。よくても8000部ぐらいです。
ですから「重版出来!」は「初版」で印刷したものがなくなって、そこそこ売れている本なんです、という証拠なのですw。

編集者や作家にとって、この「重版出来!」は勲章ですから、みんなこれを目標に徹夜もいとわず頑張るんですね。
そういえば、『月刊!スピリッツ』に連載中の松田奈緒子さんの漫画「重版出来!」が、テレビドラマ化されたということもありましたね。

というわけで、ボクの『東京ディズニーリゾート植物ガイド』(講談社刊)、華々しい宣伝もなく重版出来!

絶版、裁断でなくてよかったw

ちなみに旧版は5刷まで、今回の改訂版の増刷でトータル6刷です。

応援していただいた皆さま、ありがとうございました。

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by novou | 2018-08-01 14:50 | 番外編 | Trackback(1) | Comments(0)
2018年 08月 01日

モーレツ

8月である。

であるからして暑いのだが、ものには限度というものがある。

朝7時でベランダは30℃を超えていた。
東京の最高気温は35℃の予想。
きょうも猛烈な暑さだ。

思えば7月は「猛烈」という言葉がずいぶん使われた。
「猛烈な台風」「猛烈な雨」「猛烈な風」「猛烈にしける」「猛烈な暑さ」…。

実は気象庁が用いる気象用語の「猛烈」にはちゃんとした定義がある。

・ 「猛烈な台風」は最大風速54m/s(105ノット)以上
・ 「猛烈な雨」は1時間に80mm以上。息苦しくなるような圧迫感があって恐怖を感ずる。車の運転は危険。
・ 「猛烈な風」は平均風速30m/s以上。
・ 「猛烈なしけ」は波の高さが9mを超える。

というように、「猛烈…」は事象の最大級の形容であり、「これより上のレベルはありませんぜ!」という限度越えの振り切れちゃった表現なのだ。

ただし、「猛烈な暑さ」はちょっと違うらしい。
TVで気象予報士やお天気キャスターが連発しているので、すり込まれてしまったが、調べてみると「猛暑日(35度以上)」はあるが「猛烈な暑さ」の定義はないようなのだ。

なんにでも猛烈を付けて、不安を煽ればいいというものではない。

「もーれつ社員」や「もーれつア太郎」や小川ローザの「OH!モーレツ」もいまや死語。
「モーレツ」の時代はとっくに終わっているのだ。

これからは35℃を超えたら「やってらんない暑さ」とか「ふざけた暑さ」という表現でお願いしたい。




p.s.ベランダのバラたちはマルチングのおかげでとても元気になりました。

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by novou | 2018-08-01 13:39 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2018年 07月 28日

BORO


BOROといっても「大阪で生まれた女」のことではない。
「ぼろは着てても心は錦」のBOROのことである。

浅草のアミューズミュージアムで「美しいぼろ布展〜都築響一が見たBORO〜」を見た。

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「ぼろ」とは青森の山村や農村で江戸時代から使われてきた野良着、肌着、寝具などのことをいう。
すり切れ、継ぎはぎされて、何代にもわたって再生されてきたぼろは、青森では恥ずかしいものとされ、これまで決して表に出ることはなかったそうだ。

それが今や「BORO」として、世界中のアーティストや蒐集家から注目されているんだそうな。


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展示を見ていて不覚にも涙が出た。

ボクは北海道の出身だ。
だから、BOROの向こうに北国の厳しい寒さや貧しい生活が見えるのだ。

寒さをしのぐために少しでも暖かく丈夫にしたいと、何度も継ぎはぎされた一枚のBOROには、たくさんの女たちの針仕事の跡が刻まれている。女たちは布きれを粗末にしないで、いのちあるものとしてだいじに大事に継ぎはぎしてきた。

そんなBOROには人の汗や涙や思いがしみ込み、新しいものには出せない独特の味わいがある。
大切に使い込まれてきたものだけが放つ美しさがある。

ものがあふれ、古くなったら新しいものに換えればよいという現代の消費社会に、BOROはひとつのアンチテーゼを示しているように感じた。

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アミューズミュージアムは来年3月で閉館となります(とても残念!)。
エンタメのアミューズが運営するミュージアムだけあってとても楽しい展示でした。
撮影ok、おさわりok、一部は着るのもokですw。

常設の浮世絵シアターもお勧めです。
屋上からは浅草寺が一望できます。


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by novou | 2018-07-28 13:11 | 番外編 | Trackback | Comments(0)