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東京ベランダ通信

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カテゴリ:番外編( 176 )


2019年 07月 16日

子規庵にて

庭にはたくさんの糸瓜(へちま)がぶらさがっていた。

去年よりずいぶんと出来がいいらしい。


 糸瓜咲いて 痰のつまりし 佛かな
 痰一斗 糸瓜の水も 間に合はず
 をとゝひの へちまの水も 取らざりき


子規が絶筆三句を詠んだのは亡くなる前日の9月18日のこと。

子規とはホトトギスのことだ。

結核を病み、喀血する自分自身を、血を吐くまで鳴くホトトギスに喩えたもの。


明治35年(1902)歿、34才か…。

馬齢を重ねたオレは羽二重団子でも食って帰ろう。


7月某日、根岸子規庵にて


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by novou | 2019-07-16 13:21 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 07月 15日

海の日

「海の日」である。


時々無性に見たくなる海は、こんな海なのだ。


7月某日、JR鶴見線海芝浦駅にて。



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by novou | 2019-07-15 05:58 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 06月 22日

春日部〜久喜〜鷲宮へ小旅行

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訳あって週一で春日部に通っている。

用事を済ませた後の楽しみは、うなぎ。

なんたってこの辺は江戸川、利根川、中川、古隅田川、大落古利根川など大きな河川が縦横に流れ、聞くところによると、土地に占める河川の総流域面積が日本でいちばん広いのだという。

そんなわけで、昔からうなぎ屋や川魚料理屋が多い土地柄なのである。

といっても、いまや地元の天然物は滅多に捕れないらしく、供されるのは愛知や静岡県産の養殖うなぎだ。

昨日は解禁になったばかりの鮎をいただいたが、これも滋賀県産だった。


川の町であるからして土地はいたって平坦。

坂道ばかりの渋谷に住んでいるボクにとっては、起伏がなく歩きやすいのだが、半面、町並みが単調でつまらなくもある。

そういえば、このあたりは1947年のカスリーン台風で利根川の堤防が決壊して大洪水の被害に遭った土地でもある。

町を歩いていると電信棒に洪水の水位を示した標示板が目に付いた。

注意喚起をするものなのだろうが、近くには標高の高いところがまったくないので屋根に登るしか逃げ場はないのだが…。

この日は鷲宮まで足を伸ばした。

鷲宮神社に参拝したかったのだ。

ここは関東最古といわれる大社で、御酉様の本社でもある。

門前の茶店でぜんざいをいただいた。

築110年の古民家を改修したという趣のある建物でしばし休憩。


帰りは久喜から湘南新宿ラインで渋谷まで一直線。

結構な小旅行でした。


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by novou | 2019-06-22 11:50 | 番外編 | Trackback(3) | Comments(0)
2019年 06月 07日

かすかべ

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昨日は訳あって春日部へ。

春日部は日光街道の宿場町。
1944年までは粕壁(宿)と表記していたが町村合併により、春日部の表記になった。
そのため、駅名は春日部だが住所表記は粕壁という地域が現在でも残っている。

春日部といえば大塚家具の創業の地である。
古くからの特産品に桐箪笥があり、大塚家具ももともとは桐箪笥屋であった。
親娘の確執で会社は分裂したが、匠大塚の本社本店は現在も聖地・春日部にある。

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大落古利根川や日光街道沿いをぶらりと1時間ほど歩いてみたが、田舎は日差しを遮るものがないので散策するには暑すぎた。

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帰りは浅草で途中下車。そして、どぜうで一杯。
この季節のどぜうは卵を孕んでいて美味いのだ。

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by novou | 2019-06-07 05:23 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 06月 04日

青春! 紀伊国屋ホール

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紀伊国屋ホールで豊原功補の芝居を観た。
「後家安とその妹」。
古典落語を芝居にしたものだ。

制作会社はKYON2が社長を務める㈱明後日。

入り口ではKYON2本人が出迎えてくれた。

握手をしたかったがシャイなもんで…、ただ遠くで眺めていた。



紀伊国屋ホールはボクの青春である。

つかこうへいも東京ヴォードヴィルショーも荒井由実もみんなここで観た。


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紀伊国屋の1FとB1は名店街になっている。

そこに「モンスナック」という古くからやっているカレースタンドがある。
ここのカレーがうまい。

カレー好きは「カレーは飲み物」とよくいうが、モンスナックのカレーはシャバシャバでまさに飲み物。
ゴクゴク食べられる。

壁には紀伊国屋ホールに出演した俳優や芸人、作家たちの色紙が貼ってある。

井上ひさしは「思案がつきたらカツカレーを食べて寝るのが一番」
永六輔は「僕の紀伊国屋の食堂で生卵入りカレーライス」と書いている。

10年ぶりくらいに食べたカツカレーは昔のまんまの味だった。

やっぱ、いい店だなぁ。

カツカレーはこの日サービスデーだったので800円。

おばちゃんはおつりと一緒に玉子サービス券をくれた。

また来よう。
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名店街には「KAGAYA」という喫煙具やナイフを扱う店もある。

45年前にここでZippoを買った。

そのZippoはもうない。

新宿の飲み屋でバイトをしていた昔の彼女にあげたのだ。


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新宿に来るともう1軒寄りたい店がある。

ジャズ喫茶の「DUG」。

ボクらの世代は新宿のジャズ喫茶といえばDUGかびざーるか木馬だった。

びざーるも木馬ももうないのでDUG。

久しぶりにコーヒーを飲みながらジャズを聴いた。

いい音だ。

また通いたくなった。



新宿には妙なフェロモンがあって男を誘ってくる。

今日観た芝居もそんな感じだったなぁ。(←どんな感じだよ…?)


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by novou | 2019-06-04 22:16 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 06月 01日

YOKOHAMA NIGHT

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30年ほど前に横浜の本を作った。

中華街の入り口にあったホテルに連泊して取材した。

元町の人気ブティック、日本で最初のベーカリー、外人墓地、氷川丸…。

なかでも印象深かったのが中華料理屋を営む華僑の家族だ。

家長を中心に仲が良く、結束が強い。

夕方になると店の隅の丸テーブルに一族が集まり、楽しそうに賄いを食べる。

そんな様子を見たくて、ボクは年に何度かこの店を訪れる。

子どもたちは大きくなって、孫ができ、家族の人数はさらに増えた。

この日も家族が店の隅で食事をしていた。

話題は映画の話だった。

どうやら店でロケ撮があるらしい。

「最近は映画を撮るにもコンプライアンスがうるさいらしいね」
「そうなんだよ。俳優のNさんの話なんだけど、Nさんが人を殺しに行く時に演技でタバコを道に捨てたんだって。そしたらカットが掛かって、助監督にそれは完全にコンプライアンス違反だって。じゃあ、人を殺しに行くのはコンプライアンス違反じゃないのかよってことだよね」。
(一同大笑い)。

こんな話を小耳に挟みながら北京ダックを頬張るってシュールだよね。


ボクはこの店も、ここの家族も大好きなのさ。


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by novou | 2019-06-01 08:54 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 05月 31日

十八番!

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インスタやFBで繋がってない方には唐突な話で申し訳ないのですが、誕生日に「どこか行きたいお店はないの?」とオクさんに聞かれて、一も二もなく「十八番!」と答えたボクなのでした。
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で、十八番にGO!

伺ったのがちょうどランチの1回転目が終わった時間。
ご近所のサラリーマンがつまようじを咥え、会計をしてバラバラと出てきたので、すぐに席に着く事ができました。

店はKITANACHELINの☆☆☆ですから、お世辞にも清潔とはいえません。
壁の品書きやカウンターは油やら汁の染みやらで、いい感じに汚れてます。
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暑かったのでまずはビールを注文。

テーブルにグラスをトントンと置いて、おかあさんが冷蔵庫からアサヒの中瓶を出してきます。
そして王冠をすぽっと抜いて、な、なんと、おかあさんが注いでくれるではありませんか。

突き出しはザーサイ。
そして「これサービスです」と、ナムル風の味付けもやしもテーブルに置かれます。

もうこれだけで、惚れてしまうやないかぁ〜っ。

ビールを飲みながらメニューを見て、「さぁ、何を食べようか?」と考えます。

壁にもいろいろお勧めが張り出されています。

迷いに迷って、選んだのはラーメンと半チャーハンとギョーザ3個が付くCセット。
半チャーハンは半麻婆丼や半中華丼に変更も可能なのですが、初手はやっぱり半チャーハンでしょう。

そしてオクさんは酢辣湯麺。



味の事は野暮になるのでここでは書きません。

ボリュームいっぱいでしたが、残さず食べれるおいしさです、とだけ言っておきましょう。

近くに行ったらまた寄ります。

ホントは寄席にでも行って、晩飯は寿司でもつまもうと考えていたのですが、2人とも腹いっぱいで動けなくなり、この日はとっとと帰って寝たのでした。

デブまっしぐら!

罪なヤツだぜ十八番!


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by novou | 2019-05-31 15:00 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 05月 18日

藤野ぐるっと陶器市2019


大好きなギャラリーが今年でクローズするというので行ってきました。

グリーンカレーを食べて、焼きそばを食べて、おにぎりを食べて、タルティーヌを食べて、ビールを飲んで(オクさんが)、コーヒーを飲んで、ライムサイダーを飲みました。

陶器市なのに器に目もくれず、食べてばっか…。

クレソンの花が咲く川原でコーヒーを淹れました。
自然の中でのコーヒーは格別です。


家に戻ってベランダでジンギスカン。

デブまっしぐら。

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by novou | 2019-05-18 19:54 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 05月 17日

三崎〜小田原〜小三治③



羽を伸ばした話の3話目である。

火曜日は小三治を聞いた。

会場は都電荒川線荒川区役所前のサンパール荒川。

このエリアに足を運ぶチャンスは少ないので、早めに出かけて荒川線沿線をぶらぶらする事にした。

大塚で都電の1DayPassを買う。

まずは腹ごしらえだ。

庚申塚で降り、アジフライで有名な定食屋へ行った。
すでに4人並んでいて、10分ほど待った。

当然、アジフライを注文する。
皿には大盛りのキャベツに巨大なアジフライが3匹も寝そべっている。

ガブリとひと口頬張る。

ん? 口の中にアジの感覚がない。

フライのコロモがあるだけだ。

粗めのパン粉が口に残る。
噛むと古い脂がじゅわ〜と出てきて気持ち悪い。

ふた口目でアジにたどり着いたがうま味がない。

これは「ころも定食」か?????

無理だ。しっぽを巻いて早々に退散した。

なぜ、この店に行列ができるのだろう? 不思議だ。


口の中の脂を流したくてコーヒー屋に向う。

前から行ってみたかった鬼子母神の参道にある店。

初めて降りた鬼子母神前は素敵だった。
参道は短いが、大きな欅が心地よい影をつくっている。
参拝客が少ないのも静かでよろしい。
迎えてくれる狛犬も愛嬌があって笑っているみたいだ。

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コーヒーもおいしかった。
ネルドリップでさらりと落とした、きれいな味。
元はラーメン屋だったという建物も参道に溶け込んで雰囲気もいい。
また、来たいと思う店。


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さて、飛鳥山に向うとするか。

飛鳥山には3つの博物館がある。

「紙の博物館」「渋沢史料館」「北区飛鳥山博物館」

この日の目的は「紙の博物館」だ。


ここまで書いたところで腹が減ってきた。

アジフライの上書きにでも行くか!?

不味いものを食うと上書きしなけりゃならないのでホント困る。

この続きはまたの機会に(ここは神田松乃丞風に…)



by novou | 2019-05-17 10:47 | 番外編 | Trackback | Comments(0)
2019年 05月 16日

三崎〜小田原〜小三治②



月曜日、小田原へ。

小田原へ行くにはロマンスカーに限る。

学生時代から15年ほど小田急沿線に暮らした。

暮らした順に駅名を挙げれば、伊勢原〜小田急相模原〜相模大野〜町田〜参宮橋〜新宿、となる。

だからロマンスカーに乗れば、ボクは住んだ町を一気に遡ることになる。
ロマンスカーはボクのタイムマシーンなのだ。

多摩川を渡る、相模川を渡る、その度に苦くて酸っぱい青春の想い出が甦ってきて涙が出そうになる。

旅の目的は鰻と江之浦測候所。

江之浦測候所はギャラリーでも美術館でも公園でもない。
完全予約制の海と、天空を展望するための特別な場所。
相模湾に面した広大な土地に杉本博司が建築遺構から収集した貴重な遺物を随所に配した。

超人気の施設だが、GW後の平日なので何とか午後の当日予約がとれた。


鰻のTは電話で鰻の確保はできるが、入店時間の予約はできない店。
だから30分から1時間ほどは待つ事になる。
でも、それほどの価値がある鰻だ、と思う。



話を江之浦測候所に戻そう。

最寄り駅は小田原市の東海道線根府川駅。
根府川はJR東海道線の中でもっとも乗降客数が少ないといわれる駅だが、渡線橋からは相模湾が見渡せ、晴れていれば大島も見える。
「関東の駅100選」にも選ばれている素敵な駅だ。

ここから江之浦測候所までは急峻な山道を45分ほど歩く事になるが、無料のシャトルバス(これも予約制)が出ている。
もちろんコレを利用する。10分ほどで到着。

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展示物に関して具体的な事は書かない。

無粋になるからだ。

すべてが素晴らしい。

ひと言添えるとすれば、江之浦測候所はバリアフリーでもないし、カフェやレストランといった今どきの飲食施設もない。

ここは山だ。

訪れたものは「見る」という行為がプリミティブで、修験のようにエネルギーを使うものだということを体験することになる。


足腰が元気なうちに、そして、鰻でスタミナをつけてから、ぜひ!



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by novou | 2019-05-16 02:27 | 番外編 | Trackback | Comments(0)