東京ベランダ通信

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カテゴリ:ベランダ植物図鑑( 177 )


2018年 06月 19日

どうした、ジャカランダ!

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梅雨の晴れ間の青空に向かって、ジャカランダが鮮やかに咲いている。

わが家のジャガランダは7年前に10cmほどの小さな苗木を買って育てたものだ。

それがあれよあれよという間に生長し、いまでは2.5mほどにもなっている。


はじめて花を咲かせたのは3年前だ。

以来、この季節になると毎年律義に咲いてくれる。


ところがである。今年はどうも花数が少ない。

庇にのぼって観察してみたが、他に花芽が見当たらないので、今年はこれで閉店ガラガラのようである。

去年は5房ぐらい咲いたのに、今年はたった2房だ。


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                   (わが家のジャカランダ。去年の様子)
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調べてみると熱海のジャカランダも今年は花付きが悪く、恒例のジャカランダ祭りもイマイチ盛り上がっていないらしい。


わが家のご近所にも大きなジャカランダの木がある。

ひとつはハリランの前。

そして、もうひとつはカトリック教会の前。


今朝、西郷山にラジオ体操にいった帰りに見てきたが、2本ともまったく花をつけていないのだ。

どうした、ジャカランダ!

もっとたくさん咲いてもらわんと、世界3大花木の名折れぞよ。


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                   (HLMの前のジャカランダの大木)

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                 (カトリック教会の前のジャカランダ。2年前撮影)


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by novou | 2018-06-19 12:01 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 06月 18日

南天のこと



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わがベランダには南天がひと鉢ある。
10年ほど前にオクさんが料理のあしらいにとジョイフル本田で買ってきた。

南天の葉があしらいに使われるのは葉が美しいだけでなく、葉に含まれる成分に殺菌効果があるからだ。

折り詰めや尾頭付きに南天の葉が添えられているのをよく見るが、これも腐敗を防ぐ効果を期待してのもの。まぁ、昔の人の知恵ですなぁ。


南天には実にも薬効成分があり、実から抽出したエキスは咳止めや、のど飴に使われている。誰でも知っている「南天のど飴」もそのひとつ。


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さて、南天は昔から玄関や門の脇に植えられる事が多いのだが、これは「南天」を「難転」とかけて「難を転ずる」(災厄を反転させ、家に入れさせない)とのおまじないだ。


南天は植物学的にも面白い植物で、秋に真っ赤に色づく実には種が1個か2個入っていて、それをヒヨドリやジョウビタキがついばむ。
糞としてそのまま排泄された種は、新しい場所で芽を出して生息地を広げていく。

鳥に実を食べてもらって種を運んでもらう植物は他にもたくさんあって、ここまでなら珍しくも何ともない。南天の凄い所はここからだ。


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前段に南天の薬効について書いたが、薬と毒は紙一重。

南天の実には僅かだが毒が仕込まれていて、人間様もたくさん食べると中毒を起こす。
まぁ、南天の実は苦くて不味いので食べる人はいないけどね。
もちろん鳥さんたちも同様にたくさんは食べません。

実はこれが南天の作戦なのだ。
もしも南天の実がおいしくて毒がなければ、鳥さんは一度にたくさん食べてしまう。
これでは種もまとめて排泄されることになるので、縄張りはあまり広がることはない。
いろいろなところに少しずつ種が運ばれるように、南天はわざと実に苦味と毒を仕込んで縄張りを広げているというわけだ。

すごいなぁ、南天。


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ちなみに南天の葉はこれで一枚。
「三回奇数羽状複葉」といい、一枚の葉がたくさんの小葉からできていて、鳥の羽のような形をしている。
茎だと思っていたところが葉の一部なんですなぁ。

面白いなぁ、南天。




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by novou | 2018-06-18 13:28 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 06月 17日

ベルガモット

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ベルガモットが咲くとたくさんの蜂が蜜を吸いにやって来る。
この花、別名をビーバームといって、蜂がよく集まる蜜源植物なのである。


ベルガモットには赤花もあって、これはムラサキツメクサに似ている。
そういえば子どもの頃、学校帰りにムラサキツメクサの花を摘んでは、ちゅーちゅーと蜜を吸っていたっけなぁ。

ベルガモットも吸ってみた。

こちらは蜜の味というより、柑橘系の味がする。

もともとベルガモットという名は、ミカン科のベルガモットオレンジに香りが似ていることから同じ名が付けられたという。

柑橘のベルガモットオレンジといってもあまり馴染みがないかもしれないが、紅茶のアールグレイはベルガモットオレンジで香り付けしたもの。

ハーブのベルガモットの若い葉はサラダやワインの香り付けに、花びらはサラダに散らしたり、パンやクッキーに焼き込んでもおいしいらしい。

たくさん収穫できたら試してみたい。


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[ベルガモット]

科名 シソ科
属名 モナルダ属
学名 Monarda didyma
原産地 北アメリカ
別名 タイマツバナ・ビーバーム




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by novou | 2018-06-17 14:33 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 06月 14日

ベランダはただ今、紫!

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紫陽花、篭口、花菖蒲とベランダでは紫色の花たちが咲き競っている。

今年は春先の手入れがよかったせいか三者とも花付きがよく、庭主は至極ご満悦なのである。

篭口はクレマチス・インテグリフォリア系の半つる性品種で、花は濃い紫色のベル形。
色、形、大きさのバランスに優れ、この系統を代表する日本の名花である。


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クレマチス

キンポウゲ科センニンソウ属(クレマチス属ともいう)。
園芸用語としては、このセンニンソウ属の蔓性多年草のうち、花が大きく観賞価値の高い品種の総称。修景用のつる植物として人気があり、「つる植物の女王」と呼ばれている。
テッセン(鉄仙)およびカザグルマ(風車)はクレマチス(センニンソウ属)に属する種の名前だが、園芸用のクレマチスを指して「鉄仙」や「カザグルマ」の名が使われることもある(Wikipedia)。




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一方、花菖蒲。

よくアヤメとカキツバタとハナショウブの見分け方がクイズになるが、この三者はいずれもアヤメ科アヤメ属の植物で、その見分け方は、アヤメは草原のような場所に咲き、花芯に網目がある。カキツバタは湿原に咲き、花芯は白。ハナショウブは湿原と草原の中間のような場所に咲き、花芯は黄色。ただ、最近は園芸品種がたくさん出回っていて見分けが付きづらくなっている。

ちなみに、わが家の花菖蒲(たぶん)は、ビオトープに鉢ごとどっぷりと付けて育てているが、毎年、花を咲かせる。カキツバタなのか??? 自信がない。



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by novou | 2018-06-14 13:21 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 06月 12日

ナツハゼとアジサイ

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睡蓮鉢にかかったアジサイとナツハゼが美しい。

ナツハゼの名は夏にハゼのように紅葉するからついたとされるが、わが家のナツハゼは6月だというのに早くも色づいている。

今年の植物たちはどいつもこいつもフライングだ。

ナツハゼの秋に黒く熟した果実は甘酸っぱくて食べることができる。

昔は山里の子どもたちのおやつだったし、山歩きでこの実を見つけると元気が出た。

そういえばブルーベリーもツツジ科スノキ属。

日本のブルーベリーといわれる所以である。





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by novou | 2018-06-12 17:09 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 21日

ツルハナナス


小さな星形の花をたくさん咲かせるツルハナナス。

大好きな花なのでボクのブログのトップページにもこの花の写真をずっと使っている。

つる性でナスの花に似ているのでツルハナナス。まんまやんけ(笑)!

そして英名はポテトバイン。つる性で花がジャガイモの花に似ているから…。

イモ似なのかナス似なのか、どっちやねん!!! と、関西弁で突っ込んでみたくなる(笑)。

まあ、ツルハナナスもジャガイモもナスもナス科ソラナム属なので、こういうことになるのでしょうな。


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[ツルハナナス]
学名 Solanum laxum = S. jasminoides
原産地 南アメリカ
花期 春から秋
常緑つる性樹木。細かく枝分かれして、つるの長さは4m~6mになる。
生育旺盛で花もよく咲くので、フェンスや壁面に絡ませるのに適している。
花は開いたときは淡紫色で、咲き進んでいくと白くなる。
ひとつの株に色違いの花が混ざって咲いているように見える。
ヤマホロシの流通名で出回ることもあるが、ヤマホロシ〔S. japonense〕は日本の山野に自生する別種。



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by novou | 2018-05-21 09:13 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 21日

Yellow Toadflax(黄色いヒキガエルの花)

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Yellow Toadflaxが咲いている。

何年か前にオクさんがキューガーデンでお土産に買ってきたワイルドフラワーのミックスシードを植えたら、いつの間にか他の花は淘汰され、この花だけが生き残った。

調べてみると英名であるイエロー・トードフラックスの「トード」とはヒキガエルのことで、花の形がヒキガエルに似ていることから名づけられたそうな。
つまり、黄色いヒキガエルの花だ。

カナダではバター・アンド・エッグ(Butter-and-eggs)とも呼ばれているらしい。
ボクはこちらの呼び名の方がおいしそうで好きだ(笑)。
春から夏にかけて淡い黄色の花が風に揺れる姿は、穏やかな雰囲気があり、なんとも美しい。

この花、一枚目の写真を見ると分かるが、花弁の基部に距を持っている。

距とはもともとはニワトリの蹴爪(けづめ)のことだが、植物では花の後ろに突き出した袋状の突起をいい、中に細長い蜜腺がある。ランやスミレ、オダマキ、ツリフネソウなどに見られる。


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Yellow Toadflax(和名ホソバウンラン)
科属 オオバコ科ウンラン属
原産地 ヨーロッパ、ロシア、中国など
草丈30~100cm程度。道端や草地などで見られ、春から夏に淡い黄色の花を付ける。
和名の由来は、海岸の砂地に育つウンランに比べて葉が細いことによるといわれる。
現在は観賞用となっているが薬草でもあり、皮膚炎、消化不良、排尿障害によいとされる。




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by novou | 2018-05-21 05:45 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 19日

ヤクシマコンテリギ

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                        (ダンスパーティー)
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                        (隅田の花火)


早咲きのバラが終わり、ベランダではアジサイが咲きはじめている。

ダンスパーティーや隅田の花火といった大きく派手な園芸品種が多い中で、
ひっそりと清楚に咲いているのがヤクシマコンテリギだ。

屋久島固有の小さな紫陽花で、現地では渓流沿いに自生しているらしい。

花びらのような萼片に鋸歯があるのが特徴。



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                       (ヤクシマコンテリギ)



[ヤクシマコンテリギ]

科名・属名:ユキノシタ科 アジサイ属
注.APG分類ではアジサイ科(HYDRANGEACEAE)で学名(kawagoeana var. grosseserrata)
特徴:落葉低木。花弁状の萼片には不揃いな鋸歯がある。
別名 ヤクシマアジサイ
分布・生育地:九州(屋久島) (国外:日本固有)渓流沿いの林内
花期:5~6月


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by novou | 2018-05-19 12:45 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 17日

ヒメトクサの散髪!?

紹興酒の壺に植えてあるヒメトクサ(姫砥草)の散髪をした。

白髪のような枯れた茎(?)をシャンプーする要領で落とし、伸びた茎をハサミで整える。

長めの丸刈り。一丁あがり!


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散髪前のボサボサ頭


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散髪完了! キリッと男前!



ヒメトクサ(姫砥草)
別名ヒメドクサ、チシマヒメトクサ
学名Equisetum variegatum
科名・属名トクサ科 トクサ属
分布北海道などの寒い地域の湿地などに自生している
花期9月
特徴背丈が10~20cmほどで茎のも1.5㎜ほどので繊細な先端に花芽を付ける

育て方
とても丈夫な植物だが、水を切らさないことが大切(水生植物といってもいいくらい)。
春は日当たりの良いところで、夏は風通しの良い半日蔭位がしっかり育つ。
小さな鉢植えや草物盆栽として育てられることが多い。

トクサはスギナ(つくし)の親戚

北半球の温帯に広く分布する植物。日本では中部地方より北の山間などに自生している。
地中には地下茎があり、そこから地上に向けて茎を直立させる。茎は濃い緑色で表面がザラザラしてかたく中空。
茎の途中には節がいくつかあり、上に引っ張るとその部分からすぽっと抜ける。
節の部分を囲むようにギザギザのハカマがあり、それが葉に当たる。
夏に茎の先端から綿棒のようなかたちをした花(胞子葉群)をつけ、そこから胞子をとばします。

表面のザラザラを活かして、煮込んで乾燥させた物を薄板などに貼り付け、ツゲ櫛などの木工品を磨くヤスリとして利用される。 砥草の名前はこの性質に由来する。



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by novou | 2018-05-17 13:06 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)
2018年 05月 13日

香り梅花空木(ベルエトワール)

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満開の香り梅花空木(カオリバイカウツギ)を部屋に飾った。

たったひと枝で部屋中に梅の甘酸っぱい香りがする。


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先日のエントリでも書いたが、この花、セイヨウバイカウツギの園芸品種で‘ベルエトワール’の名前でも流通している。

花が開ききると中心がほのかにピンク色になる。

イギリスではその香りからか、モック(まがいものの)オレンジと呼ばれているらしい。

匂いの感じ方には国民性があるようだ。


■ 学名 : Philadelphus 'Belle Etoile'  
■ スイカズラ科(ユキノシタ科)バイカウツギ属  耐寒性低木 落葉樹
■ 原種の代表的な原産地 : 園芸種
■ 花期 : 初夏 
■ 生育後の高さ  : 3m前後
■ 耐寒性 : 強 
■ 耐暑性 : 強 
■ 日 照  : 日向~やや半日陰



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by novou | 2018-05-13 15:16 | ベランダ植物図鑑 | Trackback | Comments(0)