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東京ベランダ通信

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2019年 05月 10日

リッツばあさんとタケノコ

以前、ハハのキャラメル事件のことを書いた(コチラ)が、最近はリッツに変わったようだ。

ハハは週に3回デイサービスに通っている。
かばんの中にリッツを5個ほど忍ばせて…。

デイサービスに食べ物を持ち込む事は禁止されていて、ハハはこれまで施設長に何度も注意されている。

で、ハハは考えた。お迎えの介護士さんやドライバーさん、車に一緒に乗り合わせるジイサンバアサンに「食べなっ!」とリッツを配るのだ。これなら施設に食べ物を持ち込む訳ではないので反則にならない(たぶん…?)。

味をしめたのか、近ごろこれがエスカレートしている。
我がマンションに最近、小さな子どものいるファミリーが引っ越してきた。
となりの部屋にも保育園に通う小さな子どもが2人いる。

親御さんは会うたびに「いつもうるさくて申し訳ありません」というが、ボクはちっとも気にならない。
子どもの声が聞こえる集合住宅というのは明るいし、コミュニケーションも取りやすい。

で、ハハはエレベーターで子どもたちと一緒になると「ボクちゃんにいいものあげる」と大阪のアメおばちゃんみたいに「はいっ!」とリッツを配るのだ。

先日、マンションの玄関を入ると管理人さんに呼び止められ「いつもお母さまにいろいろいただいてまして、ありがとうございます」と挨拶された。そしてタケノコをいただいた。管理人さんの前職は学校職員でその学校の敷地に竹林があって、毎年タケノコ狩りに行くのだそうだ。

この前、ハハの部屋の鉢植えに水やりに行ったら「あげる!」と、さも特別なものを渡すような顔で、やっとボクにもリッツをくれた。

ちょっと嬉しかった。


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by novou | 2019-05-10 09:38 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(0)
2019年 02月 26日

キャラメル禁止

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またハハの話で恐縮です。


ハハが週3で通っているデイサービスから電話があった。

施設長からだ。

「実はお母さまの事でお願いがあるのですが…」

「ハハがどうかしましたか?」と突然の電話にびっくりするオクさん。

「デイサービスにキャラメルを持ってこないようにご家族の方からも言っていただきたいのですが…」と施設長。

「は、キャラメル、ですか?」といぶかしがるオクさん。

「そうなんです。お母さまはいつもキャラメルをたくさん持ってきて、みなさんに配るんですよ」と施設長。

「い、いけないんですか?」とオクさん。

「デイサービスは食べ物の持ち込みを禁止しています。お母さまにはこちらからも注意をしているのですが、何度注意しても持ってこられるんです」

「そうでしたか。それはすみませんでした」とがく然とするオクさん。

「デイサービスに通ってる方には糖尿病の方もいますし、入れ歯の方はキャラメルがくっついてとれてしまう事もあるんです。それとバレンタインにチョコレートを配るのもやめていただきたいんですが…」

「申し訳ありません。こちらからも注意しておきますので…」とオクさんは平謝り。

ジジババにキャラメルはやっぱまずいなぁ。

電話を切ってハハの部屋に行ったオクさんは、バッグの底に隠してあったキャラメル2箱を容赦なく取り上げたのでした。


話は変わるが、ハハは見回りさんやケアマネージャーなどお客さんが来ると必ずpinoと牛乳を出す。
pinoはひとり一箱だ。
ハハの冷凍庫にはいつもpinoが5箱以上入っているが、ボクにくれた事はまだ一度もない。

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by novou | 2019-02-26 16:15 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(0)
2019年 02月 25日

事件です!

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世田谷警察に出頭してきました(笑)。


10日ほど前、ハハが病院の帰りにクスリをなくすという事件があったのです。

ボクがまだ入院している時の話です。

「あんね、クスリがないんだわ」と大騒ぎするハハ。

「バスに忘れたんじゃない?」とオクさん。

ハハは病院に行く時、必ず東急トランセという地域をぐるりと回る循環バスを(無料パスで)利用しています。

「違うんだわ。病院の帰りにとなりの店(ローソンの事)に寄ったら、買ったものとクスリを一緒にしてくれたんだわ。でも、どこにもないのさ」とハハ。

ただ、「どこにもないのさ」とオクさんに言ってきたのは、なくした次の日の事だそうだ。

そこでオクさんはローソンにクスリの件を確認に行きました。
でも、ありません。

ローソンの奥さんは、ハハが牛乳や水など重いものを買うと、マンションのエレベーターの前まで荷物を持ってくれるとても親切な人なのです。奥さんは当日のバイトの子にも電話して、クスリの件を確認してくれたそうです。

その旨をハハに伝えると「変だわぁ、お母さんきょう飲むクスリがないんだわぁ」といったそうです。

で、オクさんはしょうがなく病院に電話して、クスリを再度出してもらえるよう、お願いしました。

「わかりました。それでは処方せんを再発行します。でも、その場合、全額自己負担になりますがいいですか」と病院。

オクさん真っ青!

眠剤やら安定剤やら整腸剤、湿布薬、はたまた座薬までハハは処方してもらっている。

全額負担となると軽くマンは超える。

ただ、整腸剤や湿布薬はともかく眠剤や安定剤がないとハハはまったく眠れなくなる。

それで、この出費は仕方がないとオクさんは諦めて病院に取りに行ったそうだ。

もちろん、もしやと思って東急バスにも電話してクスリの件は確認したそうだ。


で、きょうになって「世田谷警察にお母さまのクスリが届けられているそうです」と病院から連絡があったのだ。

やはり、ハハはトランセにクスリを忘れて、それが東急バスの営業所に回って、世田谷警察に遺失物として届けられたようだ。

電話したのになんだよ東急バス!
全額自己負担ってなんだよ○○病院!
入院している場合かよオットさん!
かんべんしてよおかあさん!

と、オクさんの怒りはマックス(たぶん)。

で、きょう、ボクがハハの代わりに世田谷警察に出頭する事になったのですな。

渋谷でなくしたクスリがなんで世田谷にあるんだよまったく!
遠いぜ世田谷警察!
金と時間を返してくれよ、かあちゃん!

話は変わりますが、今朝、玄関でハハに会ったので「おはよう!」と声を掛けたら「おはようございます」と丁寧に返されました。
さらにエレベーターの扉を開けて待っててあげたら、「ありがとうございます」と、これまた丁寧に返されました。
マスクをしていたとはいえ、ハハはボクの顔を認識できないらしいです。
困った…。






by novou | 2019-02-25 16:34 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(0)
2017年 12月 02日

ハハの呪いとチチの祟り

昨日の夜、ハハからのエマージェンシーコール。
オクさんと急いで部屋に行ってみる。

「どーしたの?」
「病院に行きたいんだけど、連れていってくれるかい?」とハハ。
「いいけど救急車で病院に行ってからまだ1週間しかたってないんだよ」とボク。
「だって、全然よくならないからさ」
「全然よくならないって、3日で歩けるようになったじゃないか。
いま病院に行っても痛み止めと湿布を処方されるだけなんだよ」
「だけど、このままじゃ、痛くて散歩にも体操にもいけないしょ」とすねるハハ。
「あのね、おかあさん。転んで腰を打ったんだからそんなに急には直らないんだよ。
あと1週間くらい様子を見て、よくならなかったら連れていくから、今日はもう寝なさい」

ボクは少し声を荒げた。言い方もちょっと冷たかったようだ。

オクさんはハハをパジャマに着替えさせ、湿布を取り換えている。

「あの子は冷たいね。ひとりっこなのにね」とハハはオクさんにグチって、ふて寝するように横になった。

「おかあさんはいま甘えたモードなんだからもっと優しくしてあげなさい」とボクはオクさんにたしなめられる。

「まったく、腰より老人性うつが悪化してるんじゃないか」と捨てぜりふを残し、
明かりを消して部屋に戻ろうとした時、事は起こった。

リビングのキック式のスイッチを蹴ろうとしたボクはツルリと足を滑らせ、頭と腰を床にしたたか打ちつけたのだ。

「痛っってえ!!」とボクは叫んだ。

「大丈夫? のぶちゃん??」
オクさんも叫ぶ。

ベッドのハハは知らんぷりだ。

仏壇のチチの写真がニヤリと笑っていた。

かばおうとして床についた手が腫れて痛い。

部屋の隅に重ねてあった骨董の銘々膳が飛び散り、足が1本折れた。

実はこの日の昼には鍵を拾おうとして、郵便受けの角に思いっきり頭をぶつけ、ボクはタンコブをこしらえている。

ハハの呪いとチチの祟りを1日で受けた気がした。

チチよハハよ、ごめんなさい。
これからはうんと優しくするので、どーか許してくださいませませ〜。


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by novou | 2017-12-02 06:32 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(0)
2017年 11月 26日

ハハのピンチ?

勤労感謝の日の深夜、ハハがトイレで転倒して救急車で日赤に運ばれた。
レントゲン検査の結果、骨折はなく、痛み止めの内服薬とモーラステープを処方され帰ってきた。

ただ、背中と腰の痛みがひどいらしく、寝返りも打てないほどで、介助がないとトイレにも行けないのだ。

ところがだ。
今日の朝、ハハの部屋に行ってみると、杖をついてひとりで歩けるようになっている。
キセキだ。

「すごいね、おかあさん、どうしちゃったの?」と聞くと、
「夜中にね、お父さんが夢に出てきて、オマエ、寝込んでる場合じゃないぞ。
元気になって長生きして年金の元をとれっていうんだわ。そしたらおかあさん、急に元気になって起きられるようになったんだわ」と、
ニヤリと笑うではないか。

そしてハハは腰に手を当て、オクさんが作った特製玄米酢入りスムージーをゴクリと飲み干したのだ。

年金の元を取らないと、死ぬに死ねないハハ、キョーコ87歳と9ヵ月であった。


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by novou | 2017-11-26 10:53 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(2)
2011年 01月 31日

トホホな一週間

2011/01/31(月)
晴れ/6℃

「オサル食堂」の打ち上げで寿司屋に行った。
オヤジお勧めの牡蛎を食べたら、みごとに当たった。

39℃も熱が出て、3日間トイレで暮らした(よーなものだ)。
なので、ブログどころではなかったのです。

しかもその間に、わがチチがいろんな事をしでかしてくれる。
弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂だ。

以下は、その報告!

久しぶりのブログだというのに、トホホな内容でスマンです。


【チチの家出】

深夜にハハからの“あんねコール”
「あんね、おとうさんがね、家出するって聞かないんだわ」。

急いで部屋に行くと、チチが玄関に座っている。
足元を見ると靴を左右逆に履いている。
しかも片方は運動靴で、もう片方は革靴だ。

「こんな夜中にどこ行くのさ?」
「おかあさんがうるさいからオレは家を出る!」
「家を出てどこ行くんだよ?」
「おまえの所だべさ!」

てなわけで、チチが我が家にやって来た。
夜中の3時だった。


【ラーーメーーーン!!!】

チチは寝言をいう。
しかも、かなりデカイ声でだ。

今夜は夢の中でラーメンを食べているらしい。
「ラーメン一杯くださーい!」とか、
「ニラを入れると、いいダシ出るんだぁ」などといっている。

5分ほどして、静かになったなぁと思っていたら、
突然、ムクリと起きあがって、「ラーーメーーーン!!!!」と叫んだ。

あまりの声の大きさにびっくりして「どうした?」って聞いたら、
「オレは東京が嫌いだ」という。
「どうして?」とボク。
「だってラーメンがうまくねぇもの」

夢の中で食べたラーメンが、相当まずかったようだ。


【気持ちいいんだ】

チチが「おしっこ!」というのでトイレに連れて行った。
オシメを降ろすと、おしっこどころか、すでにこんもりとウンコをしている。

「おとうさん、ウンコのときはちゃんといわなきゃダメでしょ!」と叱ると、
「たれ流しは気持ちいいべさ」とニヤリと笑った。

ジジイのオシメプレーは許せねぇ!!!

by novou | 2011-01-31 23:03 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(2)
2011年 01月 10日

気分転換

2011/01/09(日)
晴れ/11℃

チチのボケがひどくなっている。
特に朝方がひどい。
きのうは飲み屋に女を待たせているといって、
パジャマの上に背広を着て、出かけようとしたし、
おとといは町内の会合に出かけるといってハハを困らせた。
朝の5時にだ。
飲み屋に行くといった時は、「待たせている女に手切れ金を渡すんだ」といって聞かなかった。
それを真に受けてしまうハハは、ショックのあまり、よよと泣き崩れる。
まるでドラマを見てるようだ。

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午後、気分転換にチチハハを外に連れだした。
西郷山公園を一周して、代官山のピッツェリアで昼食。
外の風に当たり、街の刺激を受けると2人とも急に元気になるようだ。
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金王八幡さんに初詣にも連れて行った。
御神籤はチチが「吉」、ハハが「末吉」だった。

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東京に来てから、2人は病院と買い物にしか出かけたことがなかったので、楽しかったようだ。
外にはまったく出たがらない2人だけど、ときどきは無理やりにでも連れ出した方がいいみたい。

そういえば、きょうはまだ、ハハからのエマージェンシーコールがない。
我が家は久々に平和な朝を迎えている…。

by novou | 2011-01-10 07:56 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(0)
2011年 01月 07日

初氷

2011/01/07(金)
晴れ/7℃

きのうは小寒。
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今朝、ベランダに出て見ると睡蓮鉢に氷が張っていました。
初氷です。東京もやっと冬らしい寒さになってきました。
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冬は太陽の高度が低いので、部屋の奥まで光が差し込んできます。
朝食のスープの湯気が光に照らされて、ささくれだった心まで暖めてくれます。

さて、バタバタと年が明け、バタバタと早7日。
めでたさも 中ぐらいなり おらが春(一茶) といった正月でありました。

3が日はすこぶる体調がよく、おせちもビックリするぐらい食べていたチチが、4日の夜には39.2℃の発熱。翌5日に病院に連れて行き、きょうになってやっと37.5℃まで熱が下がったところであります。

不思議なもので、チチの具合が悪くなると、ハハも負けずにあそこが痛い、ここが痛いと愚図り出し、不調を訴えます。で、ハハも病院に連れて行って心療内科のカウンセリングを受けるという状況です。正月早々、ぐったりって感じです。

ただ、去年の春にチチが発病した時は症状も重く、新しい年を迎えられるとは思ってもいなかっただけに、家族揃って新春を迎えられたことに、感謝しなければなりません。

初詣に金王八幡さまで引いた御神籤は“末吉”。
「言葉には魂があり、力がある。常に神様と御一体になって、暖かい心を養い、よい言葉、優しい言葉で人を慰め、人をいたわりなさい」とありました。
心にしみるお言葉でした。

by novou | 2011-01-07 11:21 | 日々の暮らし | Trackback | Comments(2)
2010年 12月 20日

柚子湯

2010/12/20(月)
晴れ/15℃

きょうは入浴サービスの日。
チチがいちばん楽しみにしている日だ。

いつものように組み立て式のバスタブにお湯を張りながら、
「冬至が近いので、きょうは柚子湯にしましょうね」と、
介護士さんたちが布袋に入った柚子を、お風呂に入れてくれた。

柑橘系の香りは、暗くて陰気な介護部屋に精気をもたらしてくれる。
肩まで湯に浸かったチチは、その精気に包まれ、いつにも増してご満悦だ。

よっぽど気持ちがよかったんだろう。
身体を洗われながら、嬉しそうに都々逸をひと節唄ったのだ。

介護士さんたちが顔を見合わせて、ニコリと笑った。
命の熾火がちょっとだけ熱を帯びたような気がして、嬉しかった。

by novou | 2010-12-20 23:48 | 番外編 | Trackback | Comments(1)
2010年 12月 15日

魔の通院日

2010/12/15(水)
晴れ/16℃

水曜日はチチハハの通院日だ。
ボケ老人とウツ老人を一度に病院へ連れて行くのは大変だ。

作戦はこうだ。
まず、ハハを予約してあるペインクリニックに連れて行く。
チチは長い時間、1人で待っていることができないので、ハハが診察してもらっている間は、チチにもご同行を願う。

で、診察が終わり、ハハが治療室のベッドで神経ブロック注射(ハハは原因不明の下腹部痛を10年前から訴えていて、いろいろな病院に行き、ありとあらゆる検査をしても原因が分らず、いまはこの病院で痛みをとる神経ブロック注射をしてもらっている←でも、いまのところまったく効果なし)をしてもらい、1時間ほど安静にしている間(隙?)に、今度は消化器内科でチチの診察を受ける。

チチの場合、毎回、採血をし(待ち時間20分)、その結果が出てからの診察となるのだが、その待ち時間が最低でも1時間だ。で、チチの診察の待ち時間にころ合いを見はからって、ハハを迎えに行くのだが、この時、チチには徘徊しないように「動かずにじっとここで待っててね」と何度も念を押しておく。そして、下のフロアーまで大急ぎでハハを迎えに行くのである。結構、タイトロープな作戦でしょ!?

2人の診察が終わり、会計を済ませ、薬局でクスリを貰って(ここでも30分かかる←ウンザリ)家に帰ると、いつも日が暮れている。

もう、ぐったりなのである。

ただね、嬉しいこともあるんだよね。

きょうはボクが疲れて居眠りしていたら、チチが「風邪ひくぞ」と、そっとタオルをかけてくれたのだ。老いさらばえて、ボケも進み、意味不明なことばかり言うくせに、息子のことはまだ心配してくれるのだ。オヤジはまだオヤジでいてくれたんだと思ったら、嬉しくて嬉しくて涙が出た次第である。

by novou | 2010-12-15 17:46 | 番外編 | Trackback | Comments(2)